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宇都宮アルプスの森 京屋茶舗

宇都宮アルプスの森 京屋茶舗1 宇都宮市の北部郊外に5月はじめにオープンした『宇都宮アルプスの森 KYOYA CHAHO(京屋茶舗)』。市の中心部で営業していた老舗のお茶屋さんが郊外に移転し、お茶を中心メニューにした新感覚のカフェとして生まれ変わったお店だ。提供されるスイーツやカフェめしは、国産・地元産の有機・無農薬野菜などこだわりの安心安全な食材や調味料が使用されている。築100年を越える以前の店舗から移築した梁や大谷石で改装された落ち着いた雰囲気の店内や、眼下に川を見下ろすウッドデッキのテラス席で自然あふれる周囲の景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができる。そのほか、飲み物や食べ物をテイクアウトして屋外の広大な敷地内で思い思いのスタイルでくつろげるような仕掛けも施されている。子連れの家族も他の客を気にせずに心地よいひと時をすごせるはずだ。

 オーナーのHさんには以前からお取り引きをいただいており、今回はカフェメニューの「上級煎茶」で使用される煎茶碗と湯冷ましをご使用いただいている。日本茶のプロであるお店のスタッフが淹れる一煎目、口に含むと複雑な旨味や甘み、渋みが渾然一体となり今までの煎茶のイメージがガラリと変わる。淹れ方次第で高級茶の最高のポテンシャルが引き出されるか否かが決まる、とHさんが前に話されてた言葉を思い出す。メニューには他にも有機とちおとめとほうじ茶のブレンド「トチオベリー」や隠し味に抹茶を使った「森のグリーン抹茶カレー」、「tofu抹茶チーズケーキ」や「抹茶レモンパウンド」などお茶を使用したものがあり今後も随時新メニューを開発していくとのこと。バーニャカウダやガトーショコラなどお茶を使用していないメニューももちろんある。
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗2
 かつて広告会社にデザイナーとして勤務されていたHさん。お店の看板やお茶やスイーツの包装などのデザインをすべてご自身でされている。お店への入り口になる道路脇から駐車場、お店の玄関に至る“伝馬”をモチーフにした遊び心あふれるサインボードにも注目だ。お店の最寄りの徳次郎町(トクジラと読みます!)には、江戸時代まで続いた交通制度である伝馬の江戸から日光へ至る経路の徳次郎宿があった。オーナーのHさんはこの“伝馬”にさまざまなものを伝達・発信していくという思いを込めてお店のシンボルにされている。広い敷地内や素敵な店内では今後さまざまなイベントも企画されるとのこと。ちなみにお店の名前の冠の“宇都宮アルプス”は宇都宮北部山域の11の山から成る篠井富屋連邦の別称で、『KYOYA CHAHO』はその登山道の入り口付近に位置している。

宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
営業時間:am11:00~pm18:00まで

ラストオーダー:pm17:30

定休日:月曜日・火曜日

所在地:〒321-2111宇都宮市大網町917-2

電話:028-678-9069