「那珂川町(旧馬頭町)」カテゴリーアーカイブ

龍神講2024

 私の住む家の裏に龍神山という標高およそ500メートルの山がある。以前は、毎年4月の初めに田畑を潤す水の供給源のこの山に、集落のその年の輪番の家々がお参りする講があった。(過去記事ご参照ください。クリックで過去記事に!

 龍神山への登山ルートの最短の登山口が私の家のすぐ近くのため、20年前に移住してから毎年、参詣登山に相伴にあずかっていた。しかし高齢化などの理由でその伝統も途絶えて数年。習慣になってしまったので、単独で毎年4月のアタマに参詣登山を続けてきた。
ショウジョウバカマ

 思えば昨年は参詣登山をしておらず、これも加齢による失念かとか反省しきり。2年ぶりの参詣、家内安全を第一に身内や家主の健康を願掛けさせていただいた次第。登坂途上に群生するショウジョウバカマは、毎回もったいないような気分で独占鑑賞させていただいている。

初詣2024

 鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)に初詣に行ってきました。この神社は境内に栃木と茨城の県境があり社務所もふたつある珍しい神社です。長い石段の先の本殿で参拝したあと、本殿横に鎮座する千年杉にも手をあわせます。センスのない私でも生命力に満ち溢れたパワーを感じその霊気を毎年浴びさせていただいてます。

 本殿のある山頂からおりて少し歩いた先にある本宮神社は、金運上昇のパワースポットとして近年大にぎわいです。大きな金色のフクロウ像が鳥居の上で出迎えてくれます。そのうち良いことがあるかもと参拝を続けはや20年、今年こそは…。

鷲子山神社

 新年早々たて続けに心が痛む大きな出来事がありました。年内にこれ以上の災害が起きないことと世界の平和を祈念してきたことは言うまでもありません。いちにちでも早く日常の生活が取り戻せますように。

2018年大吉

境内に数カ所あるおみくじ所の中でも毎年同じ場所で引いている。これもルーティン。
境内に数カ所あるおみくじ所の中でも毎年同じ場所で引いている。これもルーティン。
 齢を重ねるにつれ決まった時に行っていることを欠くと何か気持ち悪く感じてしまい、その結果、毎年のルーティンが増えてきている。地元にある鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)に松の内の期間中にお参りに行くのもそのひとつ。今回は1月5日の大安の日を選んで参詣してきた。

 何度か当ブログでも紹介している同神社。参道のど真ん中が栃木県と茨城県の県境になっており、社務所もそれぞれの県のものがそれぞれの県側にあり、おまけに神社の呼称もそれぞれの県によって違う。上記は栃木県の呼称で茨城県では“とりのこさんじょうじんじゃ”と呼ばれている。

金運上昇のお守りと宝くじ入れをゲット。これも毎年のルーティン。
金運上昇のお守りと宝くじ入れをゲット。これも毎年のルーティン。
 本殿を参拝した後、境内の摂末社を参拝してルーティンに従いいつもと同じ場所でおみくじを引く。結果は大吉!!毎年ルーティンに従い引き続けて10数年、この神社で大吉を引き当てたのはこれが初めてだ。仕事のことや健康のことなど悩み多き今日この頃、たった1本のおみくじでかなり勇気付けられた。記録用としておみくじをパシャリ。今年の年末に笑顔で一年を振り返れるよういつもの年以上に頑張っていこう。

油抜き

17022601 メタボな私のアブラを抜きたいのもやまやまですが、今回は昨年入会した「那珂川町竹芸会」の年に一度の恒例かつ重要な行事のひとつ“竹の油抜き”のお話です。

 油抜きとは青竹をより保存性の高い“白竹”に加工するための作業です。竹は昨年11月中旬に約3メートルの長さで切り出し数ヶ月間陰干ししたものを使います。当会での工程は次のとおりです。
 ドラム缶4つを縦に溶接加工した長大な容器に苛性ソーダを加えた水を満たし、薪を焚いて沸騰させたところに青竹を投入。約25分間煮沸してから竹を取り出し、おがくずと籾殻を混ぜたもので汚れや水分を拭き取ります。これを乾燥置き場に並べふたたび数ヶ月間乾燥。数ヶ月後には竹全体が均一な白さになりようやく竹工芸の素材となります。
 竹林から竹を切り出し素材を一から加工することも竹工芸の醍醐味なのかなぁ、とまだ六ツ目編みのカゴくらいしか制作してないのに思った次第です。

 この日は1回の投入で約30本煮沸する作業を10回くらい繰り返し、約300本の青竹の油抜きを一日がかりで楽しく行いました。竹だけでなく私のアブラも多少は抜けたことも期待したいところです(笑)。

六つ目編み

六つ目編み 入門した竹芸会ではじめて「六つ目編み」に挑戦した。六つ目編みは竹かごづくりの基本的な編み方のひとつで、竹工芸の人間国宝の先生も六つ目編みに始まり六つ目編みに終わると言ったらしい。

 先生に教えていただきながら脳みそに汗をかきながら悪戦苦闘。そう、脳みそに汗をかくんじゃないかと思えるほど竹ヒゴの織のパターンを理解するのにアタマを使うのだ。かなりアタマが疲れた。

 当初苦労していた竹ひごづくりも少しずつ要領が分かりはじめてきた。それに役立っているのがYouTube。自分に合う動画を探し出し何度も観てはイメージトレーニング。便利な時代になったものだ。

運気上昇祈願の初詣

今年の金運やいかに  今年も地元那珂川町にある鷲子山上神社に初詣に行ってきた。昨年も参拝しておかげさまで何事もなく無事一年を過ごすことができた。今年も贅沢なことは望みません、ただ何事もなきようにと本殿を参拝。

 そして今年も同神社境内にある本宮神社にも参拝。こちらはここ数年、金運上昇のパワースポットになっている(詳しくは昨年の記事ご参照)。ここでは俗にまみれた金運福徳祈願を思う存分してきた。昨年は金色の金運お守りをいただいてきたが、今年は黄色の『宝くじ入れ』を発見!これをいただいた。

 十数年来ロト6で同じ数字の組み合わせを買い続けている。数年前から抽選が週2回に増えたがそれでも毎週わずか400円でささやかな夢を買い続け…。何でもネットで購入できる時代、宝くじも例外ではなくここのところネットで購入していたが、今年一年間は売り場まで出向いて現物を買ってこの黄色い『宝くじ入れ』に入れて説明書通りに部屋の西側に置いてみよう。結果は来年の初詣の記事でご報告!

竹割鉈

竹割鉈 150 両刃 黒 青2鋼 柄鞘付 take3-008 思うところがあって地元の竹工芸教室に入門した。

 竹工芸で重要なのが竹ひご作り。その際に使うのが竹割り鉈(なた)。竹工芸では付き合いの多くなる道具だ。道具の重要性がわかる職人の端くれとしてネットで“竹割り鉈”を検索しまくった。
 
 結果、製造工場のあり方と機能性・デザインに惚れ込んだ土佐の「豊国鍛工場」からネットで取り寄せた竹割り鉈。

 道具に投資して容易にドロップアウトできない環境は整えた。後はやるのみ。近いうちに磁器と竹のコラボ作品が作れたら、と考えている。

玉鋼

刀匠も活躍している那珂川町。小さい町ながら改めてその奥深さを知る。 那珂川町の刀匠・高野和也さんにお会いする機会があり、刀の原材料の玉鋼(たまはがね)を見せていただいた。 
 
 宝石のように光り輝く玉鋼。これをふいごで極限まで燃焼させた炭火で熱し、槌で叩いてのばし折り重ねまた叩いてのばし折り重ねて…、原料中の不純物を吹き飛ばしながら叩いてはのばしまた折り重ね叩いてはのばし…、気の遠くなるような鍛錬の結果、日本刀は出来上がる。
 
 持たせていただいた玉鋼は、そのサイズから予想したよりも遥かに重量感があった。全国でも数少ない刀匠として、日本古来の伝統・日本人の魂の象徴を受け継ぐ高野さんの背負っているものの重さもまた感じたのであった。

大那 特別純米生酛造り

16111201 価格が落ち着いてきた秋刀魚でも焼いて久々に美味しい日本酒でもグビっと呑みまひょか、ということで酒屋をのぞいたら『大那』の見慣れないラベルの酒が…。店主に訊くとリニューアルされたラベルの『大那 特別純米生酛(きもと)造り』で、なんでもこの9月からANA国際線のファースト・ビジネスクラス機内提供酒になったとのこと。
 美味しい味を気のきいた複雑な表現で伝えられない無粋者でござるが…うまかった。破竹の勢いで全国区で有名になった那珂川町の隣町の酒蔵、菊の里酒造の銘酒『大那』。良い仕事をし続ければ必ずや日の目を見るということか。

薫製部(仮)

16101101 10数年ぶりに再会した元同僚で友人のW氏。彼はこの6月に約30年にわたる東京での生活に別れを告げ地元栃木県にUターンしてきた。
 その彼と何かやろうということになり…、結局その“何か”とは酒を飲むための“何”かであるわけなのだが…、互いにガラでもなくアウトドア的なもの、ということでたどり着いたのが薫製。何でも薫製にしてしまえ、ということで仮称『薫製部』を立ち上げた。しかしなにぶんド素人、薫製のくの字も知らない。そこで知人のイタリアンのシェフに指南役をお願いして、結局素材の仕込みまでしてもらって皆でキャンプ場にて宴会に…。仕上がった鶏モモ肉その他の薫製の食材が旨かったのは言うまでもなく…、ご指南いただいた薫製のキモは、杯をかさねるごとに結局アタマの中から消え去ってしまったアラフィフのオッサンふたりであった。