工房からクルマで5分ほどの那珂川町の隠れた観光スポット(ホントに竹林で隠されてます)、“御前岩”の紅葉が見ごろを迎えています。
御前岩の案内板には元禄5年に水戸光圀公が訪れたと記されています。馬頭郷土資料館の展示資料によると光圀公は藩主時代に3回、西山荘隠居時代に5回の計8回にわたり領地であった馬頭を巡村したそうです。元禄5年は西山荘に隠居後はじめての馬頭巡村で、その数年前に家臣(佐々宗淳)に命じて修復させた那須国造碑の視察が主な目的だったようです。案内板にあることが史実だとしたらその視察の途上通りかかったということでしょうか。
「那珂川町(旧馬頭町)」カテゴリーアーカイブ
『光圀伝』
恥ずかしながら水戸光圀=水戸黄門さまというと、テレビドラマの『この印籠が目に入らぬか』の従者の決めゼリフとともにドラマ終盤で「カーカーカッカ」と高笑いするおじいちゃん、というイメージしかなかった。しかも、よくよく考えてみたら主演俳優を何人も変えてなん十年にもわたって放送されていたドラマを観た記憶もない。なん十年にもわたって放送されてきた間に象徴的なシーンがドラマ以外の番組か何かでたびたび流されて記憶に刷り込まれてしまった…ということだろうか。人間の記憶なんていい加減なものなのかもしれない。とにかく黄門さまのイメージは、杖をついて象徴的な装束で身を固めた白髪白髭の老人、という画一的なイメージがいつからか出来上がっていた。
『光圀伝』(冲方丁・著/角川書店)を読んで黄門さまのイメージが一変した。同書は映画化もされた『天地明察』の著者が著した歴史長編小説。幼くして兄がいるにもかかわらず水戸徳川家の世子となりそれを不義と思い悩むが、不義を義とすべく義に生きる。血気盛んな“傾奇者”だった青年期を経て学問・詩歌に目覚め、やがて「大日本史」編纂という一大事業を開始する。家光、家綱、綱吉と3代の将軍に仕えるが、「生類憐れみの令」の綱吉からはその学識、人望、人脈の広さなどから最も恐れられる存在ともなる。読後、描写された光圀公のその人物のスケールの大きさに圧倒された。小説では晩年「西山荘」に隠居して逝去されるまで描かれているが、私の住んでいる馬頭町(現那珂川町)はかつて水戸藩領で、隠居時代に光圀公が検分で幾度か訪れた記録もあり非常に興味深く読むことができた。今後、地元の光圀公ゆかりの場所を今までと違った視点で見られそうで楽しみだ。水戸では経済団体が大河ドラマ化への署名・陳情活動をしているらしい。確かに映画の尺には収まりきれない内容かもしれない。映像化も期待したい。
もう稲刈り
積乱雲
梅雨あけ企画展終了ウィンブルドン
あっというまにというか“えっ?”って感じで梅雨があけ、いきなりの猛暑到来。よーやく咲き始めた我が家のアジサイの葉っぱもしおれ気味になってます。
昨日、栃木市陶珈紗の企画展最終日に搬出時間より早めに行って蔵の街をブラブラするつもりがあまりの暑さでブラブラを早々に放棄、クーラーの効いたお店に早めにお邪魔して涼をとらせていただきました。そのおかげで私の器をご購入くださった何組かのお客さまとお会いすることができました。期間中、あしをお運びいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
昨夜はウィンブルドン男子シングルスの決勝戦。アンディ・マレーが開催国イギリス人として77年ぶりに優勝した。この時期に毎年思い出すトホホな話がある…。
今から25年前、大学卒業旅行で友人とヨーロッパとエジプトへ旅をした。自由気ままな旅だったが、イギリスからオランダに渡る当日にウィンブルドンのセンターコートを見に行こう、とふと思い立ちロンドンから3、40分電車に揺られてウィンブルドン駅に降り立った。当時の若者の海外旅行のバイブル、黄色い表紙の“地球の歩き方”を片手に…。
大まかな見当をつけて何の予備知識もなしにウィンブルドンのテニスコートを目指して歩いていくとやがてそれらしき建造物が見えてきた。入場口近くまで行くと妙な絵の看板が…。近づいてよく見るとそこには本気走りのイヌの絵が…。
オランダに渡るフェリーの時間もせまっていたのでセンターコートを見ることもなく泣く泣くそのまま友人とウィンブルドンを後にしたが、その建物はワンコ界のサラブレット、グレイハウンドたちが疾走する『ウィンブルドン“ドッグレース”スタジアム』だったのだ。
写真は『オカトラノオ』。今がここら辺では盛りです。群生していて儚げなカタチが可憐できれいです。
遅咲きの白山吹
ジトジトした梅雨空が続いてます。最近、季節ごとにその季節の花が咲かないことが多くなった気がします。このあたりだけのことかもしれませんが…。周辺ではもう盛りが過ぎた紫陽花がここではまだ咲いてません。そのかわり…とっくに開花の時期が終わったはずの白山吹の花がなぜか咲いていたりします。梅雨空の薄明かりのもとの白山吹は、初夏の快晴の青空のもとで観るよりも可憐で美しくみえたりします。
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我妻淳 涼のうつわ展2013
栃木市・陶珈紗(栃木市倭町5−17)
7月7日(日)まで開催してます!
蓮の花
那珂川町では蓮の花が見ごろになってます。午前中に咲いて午後には閉じるらしい蓮の花、観に行ったのが午後早い時間だったので開花してるのと閉じてるのが半々くらいありました。曇り空のもと、閉じてる花のほうがピンク色のグラデーションがきれいだったのでパチリ。蓮の花を眺めてたら数年来ご無沙汰の練り切りの和菓子が食べたくなりました。こんな練り切り、ありそーですよね。
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我妻淳 涼のうつわ展2013
栃木市・陶珈紗(栃木市倭町5−17)
7月7日(日)まで開催してます!
タヌキ
爽やかな2日間でした
『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』
6月8日(土)・9日(日)に開催される『森のアートフェスタ in サンタヒルズ』に出店します。
このイベントは今年で3回目。栃木県那珂川町にあるキャンプ場『サンタヒルズ』の広大な敷地内でクラフト作家50組と飲食ブース6店が参加して開催されます。
例年より早く関東地方も梅雨入りしましたが、この2日間だけは森の中を爽やかなそよ風が吹き渡り、空を見上げれば柔らかい木漏れ日があふれる気持ちの良い天気になることでしょう(きっと…たぶん…おねがい)。
みなさまのお越しをお待ちしております!
『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』
■日時:2013年6月8日(土) 10:00~17:00
6月9日(日) 10:00~16:00
■場所:サンタヒルズ
〒324-0502 栃木県那須郡那珂川町三輪967 TEL:0287-96-4622
『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』フライヤー
↓ クリックするとpdfファイルでイベントのフライヤーがご覧になれます。
artfesta_flyer2013
サンタヒルズ・イベント特設サイトはコチラ
↓
http://www.santahills.co.jp/artfesta/