「那珂川町(旧馬頭町)」カテゴリーアーカイブ

御前岩の紅葉

13112001 工房からクルマで5分ほどの那珂川町の隠れた観光スポット(ホントに竹林で隠されてます)、“御前岩”の紅葉が見ごろを迎えています。

中程で多少意味不明な案内板。意味不明な部分は銘菓『御前岩饅頭』同梱のしおりに詳しく記されてます。
中程で多少意味不明な案内板。意味不明な部分は銘菓『御前岩饅頭』同梱のしおりに詳しく記されてます。

 御前岩の案内板には元禄5年に水戸光圀公が訪れたと記されています。馬頭郷土資料館の展示資料によると光圀公は藩主時代に3回、西山荘隠居時代に5回の計8回にわたり領地であった馬頭を巡村したそうです。元禄5年は西山荘に隠居後はじめての馬頭巡村で、その数年前に家臣(佐々宗淳)に命じて修復させた那須国造碑の視察が主な目的だったようです。案内板にあることが史実だとしたらその視察の途上通りかかったということでしょうか。

『光圀伝』

『光圀伝』(冲方丁・著/角川書店) 恥ずかしながら水戸光圀=水戸黄門さまというと、テレビドラマの『この印籠が目に入らぬか』の従者の決めゼリフとともにドラマ終盤で「カーカーカッカ」と高笑いするおじいちゃん、というイメージしかなかった。しかも、よくよく考えてみたら主演俳優を何人も変えてなん十年にもわたって放送されていたドラマを観た記憶もない。なん十年にもわたって放送されてきた間に象徴的なシーンがドラマ以外の番組か何かでたびたび流されて記憶に刷り込まれてしまった…ということだろうか。人間の記憶なんていい加減なものなのかもしれない。とにかく黄門さまのイメージは、杖をついて象徴的な装束で身を固めた白髪白髭の老人、という画一的なイメージがいつからか出来上がっていた。
 
 『光圀伝』(冲方丁・著/角川書店)を読んで黄門さまのイメージが一変した。同書は映画化もされた『天地明察』の著者が著した歴史長編小説。幼くして兄がいるにもかかわらず水戸徳川家の世子となりそれを不義と思い悩むが、不義を義とすべく義に生きる。血気盛んな“傾奇者”だった青年期を経て学問・詩歌に目覚め、やがて「大日本史」編纂という一大事業を開始する。家光、家綱、綱吉と3代の将軍に仕えるが、「生類憐れみの令」の綱吉からはその学識、人望、人脈の広さなどから最も恐れられる存在ともなる。読後、描写された光圀公のその人物のスケールの大きさに圧倒された。小説では晩年「西山荘」に隠居して逝去されるまで描かれているが、私の住んでいる馬頭町(現那珂川町)はかつて水戸藩領で、隠居時代に光圀公が検分で幾度か訪れた記録もあり非常に興味深く読むことができた。今後、地元の光圀公ゆかりの場所を今までと違った視点で見られそうで楽しみだ。水戸では経済団体が大河ドラマ化への署名・陳情活動をしているらしい。確かに映画の尺には収まりきれない内容かもしれない。映像化も期待したい。

もう稲刈り

稲刈り 相変わらずきびしい残暑が続いてますが、気付けば8月ももうおしまい。この辺では早くも稲刈りが始まりました。大家さんの田んぼでも稲刈りが始まり、刈り取られた自家消費用の稲は昔ながらの棚掛けでお天道さまのもと自然乾燥させられます。毎年新米をいただきますがこれがものすごく美味しい!スーパーなどで購入する精米ずみのお米とは比べ物になりません。新米の季節、もうすぐです♪絶好調のゴン
 
 ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸1Fヒルズギャラリー「アトリエ ラヴィサントゥ」の個展が終了致しました。お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

積乱雲

積乱雲 梅雨明していきなり猛暑到来しましたが、ここ数日は朝晩過ごしやすい天気が続いてます。でも大気は不安定のようで…梅雨空のようになったり積乱雲が出てきたり雨が降ってきたりと目まぐるしく空模様が変化してます。連続猛暑日で幕をあけた今年の夏ですが、冷夏の可能性を指摘する長期予報も最近出てきてるようです。思えばここ数年、いつも通りの夏、という気候が少なくなっているように思います。はたして今年の夏はどうなりますことやら…。

梅雨あけ企画展終了ウィンブルドン

オカトラノオ あっというまにというか“えっ?”って感じで梅雨があけ、いきなりの猛暑到来。よーやく咲き始めた我が家のアジサイの葉っぱもしおれ気味になってます。

 昨日、栃木市陶珈紗の企画展最終日に搬出時間より早めに行って蔵の街をブラブラするつもりがあまりの暑さでブラブラを早々に放棄、クーラーの効いたお店に早めにお邪魔して涼をとらせていただきました。そのおかげで私の器をご購入くださった何組かのお客さまとお会いすることができました。期間中、あしをお運びいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
 

 昨夜はウィンブルドン男子シングルスの決勝戦。アンディ・マレーが開催国イギリス人として77年ぶりに優勝した。この時期に毎年思い出すトホホな話がある…。
 今から25年前、大学卒業旅行で友人とヨーロッパとエジプトへ旅をした。自由気ままな旅だったが、イギリスからオランダに渡る当日にウィンブルドンのセンターコートを見に行こう、とふと思い立ちロンドンから3、40分電車に揺られてウィンブルドン駅に降り立った。当時の若者の海外旅行のバイブル、黄色い表紙の“地球の歩き方”を片手に…。
 大まかな見当をつけて何の予備知識もなしにウィンブルドンのテニスコートを目指して歩いていくとやがてそれらしき建造物が見えてきた。入場口近くまで行くと妙な絵の看板が…。近づいてよく見るとそこには本気走りのイヌの絵が…。
 オランダに渡るフェリーの時間もせまっていたのでセンターコートを見ることもなく泣く泣くそのまま友人とウィンブルドンを後にしたが、その建物はワンコ界のサラブレット、グレイハウンドたちが疾走する『ウィンブルドン“ドッグレース”スタジアム』だったのだ。

 写真は『オカトラノオ』。今がここら辺では盛りです。群生していて儚げなカタチが可憐できれいです。

遅咲きの白山吹

遅咲きの白山吹 ジトジトした梅雨空が続いてます。最近、季節ごとにその季節の花が咲かないことが多くなった気がします。このあたりだけのことかもしれませんが…。周辺ではもう盛りが過ぎた紫陽花がここではまだ咲いてません。そのかわり…とっくに開花の時期が終わったはずの白山吹の花がなぜか咲いていたりします。梅雨空の薄明かりのもとの白山吹は、初夏の快晴の青空のもとで観るよりも可憐で美しくみえたりします。

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我妻淳 涼のうつわ展2013
栃木市・陶珈紗(栃木市倭町5−17)
7月7日(日)まで開催してます!

蓮の花

蓮の花 那珂川町では蓮の花が見ごろになってます。午前中に咲いて午後には閉じるらしい蓮の花、観に行ったのが午後早い時間だったので開花してるのと閉じてるのが半々くらいありました。曇り空のもと、閉じてる花のほうがピンク色のグラデーションがきれいだったのでパチリ。蓮の花を眺めてたら数年来ご無沙汰の練り切りの和菓子が食べたくなりました。こんな練り切り、ありそーですよね。

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我妻淳 涼のうつわ展2013
栃木市・陶珈紗(栃木市倭町5−17)
7月7日(日)まで開催してます!

タヌキ

裏山のタヌキ 工房近くでタヌキを発見。近くのため池で水浴びでもしたのか濡れたカラダを猫のように舐めて手入れをしていて近づいてカメラを構えるまで気付かなかった。目線をもらおうと舌を鳴らしたらコチラを向いてシャッターを切ってカメラをおろすと同時に裏山めがけて一目散に逃げていった。番猫ゴンが体調不良で数ヶ月療養を続けているスキを突いて縄張りを広げてきたのかな…。

爽やかな2日間でした

朴の木の木漏れ日 6月8日、9日に開催された栃木県那珂川町の『森のアートフェスタinサンタヒルズ2013』が無事終了しました。毎年開催されて今年で3回目。梅雨入りしたにもかかわらず3回目にしてはじめて両日とも好天に恵まれました。森を吹き抜ける爽やかなそよ風に頬を撫でられ、上を見上げれば広葉樹の樹々からの木漏れ日が…大げさじゃなくホントにこんな雰囲気のなか過ごせた2日間のイベントでした。森のアートフェスタinサンタヒルズ2013ご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました。回を重ねるごとにお客さまの数も増えてきているこのイベント。来年の開催も楽しみです。

『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』 

『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』   6月8日(土)・9日(日)に開催される『森のアートフェスタ in サンタヒルズ』に出店します。

 このイベントは今年で3回目。栃木県那珂川町にあるキャンプ場『サンタヒルズ』の広大な敷地内でクラフト作家50組と飲食ブース6店が参加して開催されます。

 例年より早く関東地方も梅雨入りしましたが、この2日間だけは森の中を爽やかなそよ風が吹き渡り、空を見上げれば柔らかい木漏れ日があふれる気持ちの良い天気になることでしょう(きっと…たぶん…おねがい)。

 みなさまのお越しをお待ちしております!


『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』 
■日時:2013年6月8日(土) 10:00~17:00

6月9日(日) 10:00~16:00

■場所:サンタヒルズ
〒324-0502 栃木県那須郡那珂川町三輪967 TEL:0287-96-4622



『第3回 森のアートフェスタ in サンタヒルズ』フライヤー
↓ クリックするとpdfファイルでイベントのフライヤーがご覧になれます。
artfesta_flyer2013

サンタヒルズ・イベント特設サイトはコチラ

http://www.santahills.co.jp/artfesta/