ご注文いただいたうつわを納品にいわき市へ。行き先は創作和食のお店「茶房ととさん」。
随所にオーナーの遊び心がちりばめられた素敵な和室にて、ご厚意で日替わりの“昼膳”と食後にオリジナル珈琲“ととさんブレンド”と週代わりのケーキセットをご馳走になる。昼膳では、メインの鮭のお皿に私のうつわをお使いいただくというお心遣いに多謝。
明日、上唇に出来た異物の除去手術を行う予定で、術後数日はまともな食事が出来ないので術前の至極グルメな食べ納めとなりました。
茶房ととさん
〒970-8032
いわき市平下荒川字剃町32-45
tel.0246-28-2388
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–磁器4人展-開催中!
7月22(金)〜30(土)
ギャラリーシエール(宇都宮)
「宇都宮・栃木県とその周辺」カテゴリーアーカイブ
あおぞら珈琲
今年はじめにオープンした宇都宮の「あおぞら珈琲」。このお店はアフリカ産コーヒー豆の専門店で、自家焙煎されたアフリカ各国産ストレート豆とお店のオリジナルブレンド豆が量り売りで取り扱われています。また、店内でオーナーが丁寧に淹れるドリップコーヒーをカウンター席でゆったり楽しむこともできます。ドリップコーヒーは店主が集めたさまざまなカップに淹れられて出てきます。器好きな方にはそれも楽しみのひとつとなるでしょう。で、こちらでワタクシのつくったマグカップも使っていただいてます。お店に伺ったとき、偶然にも店主が先客にドリップコーヒーをワガツマ製マグカップに注いでいる最中で、“ウヒョー”って感じの久々の再会となりました。
あおぞら珈琲 アフリカ豆専門店
宇都宮市吉野1-4-3
050-3709-1993
陶珈紗 -我妻淳うつわフェア-
栃木市の珈琲豆、陶器、生活雑貨を取り扱うお店・陶珈紗(とうこうしゃ)さんで私のうつわのコーナーをつくっていただきました。名付けて“我妻淳うつわフェア”(オーナーKさんスミマセン、勝手に名付けてしまいました;)。すこし大きめのお皿や浅鉢など、年末年始のハレの食卓に似合ううつわをあつめました。来年の1月いっぱいまで開催の予定です。私も大好きな蔵の街とちぎ、観光や帰省の際にはぜひお立ち寄りください。
陶珈紗-toukousya-
栃木県 栃木市倭町5-17
TEL 0282-23-2251
OPEN 09:30 ~ 18:30
さて、同店2階ではオーナーKさんがあたためてきた企画がカタチとなり、ことし7月に新しいスペースがオープンしました。その名は『ぽたり』。時間単位で、子どもから大人まで気軽に利用できるシェアスペースです。ステージなどがある“リザーブスペース”ではライブや個展・ワークショップなどを、テーブル席が1日出入り自由で利用できる“ドロップインスペース”はおしゃべり会や蔵の街散策のベースキャンプなどとして、どちらも多目的に利用できます。栃木市でしかも街のど真ん中で何か企画を考えている方はぜひチェックしてみてください。ウェブサイトは下記です。↓
http://potari.wix.com/potari
ある日水戸にて
画廊オーナーSさんにお誘いいただき久々の水戸へ。Sさんの奥さまがやっているワインバーで催されたシークレットライブを観るためだ。中華料理店で美味しい料理と紹興酒をご馳走になった後、ワインバーへ。ごく近い距離でのプロミュージシャンの演奏とさまざまなワインに酔いしれるひと時。翌朝、ビジネスホテルの無料サービスのカレーを2杯食べ千波湖へ。県立近代美術館敷地内で開かれていたマルシェ・ド・ノエルをぶらりして、湖畔の「水戸のラーメンまつり」会場まで散歩する。共通券を購入して全国から集まった12店舗の中から富山ブラック黒醤油ラーメンの店に並ぶ。深夜、バーを出た後ラーメン店を探すも見つからず食べ損ねていただけに期待が高まる。食後腹ごなしに湖畔を散策の後、大洗海岸へ。
しばし潮風にあたりながら浜辺をうろついた後、クルマの中で昼寝を。その後、那珂湊魚市場の回転寿しの有名店に並んで寿司を喰らう。寿司を食った後は腹ごなしに市場内を散策しデザートに生牡蠣をパクリ。その後帰路へ…。それにしても苦手な行列を2度もしていやがおうにも期待を高めすぎたからなのか、ラーメンも寿司も生牡蠣もまったく感動がなかった。一番美味しかったのは、朝食べたホテルの無料サービスのカレーだったかもしれない。禁煙して5ヶ月、増した食欲がいまだおさまらない。この日、帰宅した後にしっかり晩飯を喰ったことは言うまでもない。
残暑見舞い申し上げます(2015、夏)
8月に入ってから連続した猛暑日もここ数日解消されました、が…、それでもじゅーぶんに暑い日が続いてます。はやくも立秋が過ぎて暦のうえではもう秋。今年こそ…、今年こそは秋らしい秋が早く来ることを切に願うばかりです。ということでみなさま、残暑見舞い申し上げます。
さて、8月1日から9日まで開催された『涼のうつわ展 我妻 淳×京屋茶舗』(宇都宮アルプスの森京屋茶舗)が無事終了しました。お越しいただきましたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
期間中、数日をのぞいて作者本人も在廊させていただきました。連続した猛暑日とほぼ重なった日程だったので、クーラーの効いた店内でときに読書、ときにゆったりランチと避暑をかねた素敵な時間を過ごさせていただきました。京屋茶舗のみなさま、お世話になりました!
ところで、京屋茶舗さんのフェイスブックにも掲載された新メニュー「ひよこ豆のキーマカレー」ランチセットももちろんいただきましたよー。彩り鮮やかなプレートの上のキーマカレーは、ぜいたくに使われたひよこ豆と国産オカラの食感と素材の味、爽やかなスパイスがとってもグッドでした!
若きオーナーH氏が率いる「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」、カフェ店舗のみならずいろいろな計画があるようで…、これからも目が離せません!
『涼のうつわ展 我妻淳×京屋茶舗』、はじまります
8/1(土)〜8/9(日)に開催される『涼のうつわ展 我妻 淳×京屋茶舗』の搬入&セッティングを行ってまいりました。何度行っても季節ごとの周囲の景観の変化も楽しめるよいお店です、「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」。本日、あらたに店主Hさんからうれしいご提案がありました! 個展のDMにて「冷やし抹茶1杯サービス」をご案内させていただいておりましたが、同DMご持参で「同店ランチメニュー200円引き」も追加していただけることになりました(もち、冷やし抹茶かランチ割引かのいづれか)! 同日より新しいメニュー「ひよこ豆のキーマカレー」ランチセットも発売されるもよう。“詳しくはWEBで”(言ってみたかったぁ)→京屋茶舗FaceBook。
あまりにも素敵だったもので…、「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」さんのFaceBookから画像を無断転載しちゃいました。店主Hさんスミマセン、事後ご報告&ご了承とゆーことで、なにとぞ。我妻淳、もちろん新メニュー食べておりません。でも数日内に確実に喰います。自称「ひとり(孤独の)カレー部」部長として“カレー”と名の付くメニューを食べない訳にいきません! 個展期間中、我妻淳本人も店内にウロウロしている予定です。希少な10数枚残ったDMをクルマに積んで(笑)。みなさま、ぜひ是非お越しください!
涼のうつわ展 我妻 淳×京屋茶舗
今年の5月に宇都宮の郊外にオープンした日本茶ベースのカフェ「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」(過去記事でご紹介してます)。オープンして数ヶ月の間にクラシックコンサートや野点茶会、探鳥会など精力的に“伝馬=DENMA”をコンセプトに各種イベントを発信してます。そして今回、同カフェのギャラリースペースで我妻淳の展示会が開催されることとなりました。
画像は今回の個展のDMでオーナーHさんのデザインによるもの。お店にかかわるデザインはすべてHさんの手によるものです。好きなんですよね〜Hさんのデザイン。今回のDMもクール&カッコいいものを制作していただきました。
お店は“宇都宮アルプス”のふもとにあって、店内のみならず店外の広い敷地内にもお店でテイクアウトしたものを飲食するスペースがあり、お子様連れでも他のお客さまを気にすることなく自然を感じつつおくつろぎいただけます。また、東北自動車道の宇都宮インターチェンジが近いのでおクルマでの首都圏からのアクセスも良いです。
今年の夏はどんな夏になるかわかりませんが、「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」で“涼”を感じていただければ幸いです。ぜひお越しください!
「涼のうつわ展 我妻 淳×京屋茶舗」
2015年8月1日(土)~8月9日(日)
11:00-18:00/休廊・定休日 月曜・火曜日(8月3日・4日)
ギャラリー京屋茶舗
〒321-2111
栃木県宇都宮市大網町917-2
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
Tel 028-678-9069
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
宇都宮市の北部郊外に5月はじめにオープンした『宇都宮アルプスの森 KYOYA CHAHO(京屋茶舗)』。市の中心部で営業していた老舗のお茶屋さんが郊外に移転し、お茶を中心メニューにした新感覚のカフェとして生まれ変わったお店だ。提供されるスイーツやカフェめしは、国産・地元産の有機・無農薬野菜などこだわりの安心安全な食材や調味料が使用されている。築100年を越える以前の店舗から移築した梁や大谷石で改装された落ち着いた雰囲気の店内や、眼下に川を見下ろすウッドデッキのテラス席で自然あふれる周囲の景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができる。そのほか、飲み物や食べ物をテイクアウトして屋外の広大な敷地内で思い思いのスタイルでくつろげるような仕掛けも施されている。子連れの家族も他の客を気にせずに心地よいひと時をすごせるはずだ。
オーナーのHさんには以前からお取り引きをいただいており、今回はカフェメニューの「上級煎茶」で使用される煎茶碗と湯冷ましをご使用いただいている。日本茶のプロであるお店のスタッフが淹れる一煎目、口に含むと複雑な旨味や甘み、渋みが渾然一体となり今までの煎茶のイメージがガラリと変わる。淹れ方次第で高級茶の最高のポテンシャルが引き出されるか否かが決まる、とHさんが前に話されてた言葉を思い出す。メニューには他にも有機とちおとめとほうじ茶のブレンド「トチオベリー」や隠し味に抹茶を使った「森のグリーン抹茶カレー」、「tofu抹茶チーズケーキ」や「抹茶レモンパウンド」などお茶を使用したものがあり今後も随時新メニューを開発していくとのこと。バーニャカウダやガトーショコラなどお茶を使用していないメニューももちろんある。
かつて広告会社にデザイナーとして勤務されていたHさん。お店の看板やお茶やスイーツの包装などのデザインをすべてご自身でされている。お店への入り口になる道路脇から駐車場、お店の玄関に至る“伝馬”をモチーフにした遊び心あふれるサインボードにも注目だ。お店の最寄りの徳次郎町(トクジラと読みます!)には、江戸時代まで続いた交通制度である伝馬の江戸から日光へ至る経路の徳次郎宿があった。オーナーのHさんはこの“伝馬”にさまざまなものを伝達・発信していくという思いを込めてお店のシンボルにされている。広い敷地内や素敵な店内では今後さまざまなイベントも企画されるとのこと。ちなみにお店の名前の冠の“宇都宮アルプス”は宇都宮北部山域の11の山から成る篠井富屋連邦の別称で、『KYOYA CHAHO』はその登山道の入り口付近に位置している。
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
営業時間:am11:00~pm18:00まで
ラストオーダー:pm17:30
定休日:月曜日・火曜日
所在地:〒321-2111宇都宮市大網町917-2
電話:028-678-9069
ケロヨン・ケロンパ・ケロリン
五月晴れの気持ちの良い平日、那須の『藤城清治美術館』に行ってきた。平日のお昼時にもかかわらず来館者の多さに驚かされた。でも他の来館者を気にせず思う存分、藤城先生の作品を鑑賞することができた。
創作活動70年を越える藤城先生の作品の軌跡を辿りつつ、近作である「風の又三郎」コーナーを何度も行き来し眺めてみたり、館内至るところにある映像と作品を融合させた仕掛けなどを楽しんだり…。3年前の震災で被害を受けた東北沿岸各地を描いた作品の前では特に長時間見入ってしまった。美術館の庭も素晴らしく四季の移ろいとともにその表情も変化するに違いない。違う季節に何度でも訪れてみたい、と強く感じた。
ところで、同美術館の奥まった場所に「ケロヨン」コーナーがあり、「ケロヨン」が藤城先生によって創作されたキャラクターであるとはじめて知って驚いた。そして、懐かしいと感じつつ「ケロヨン」ってこんなだったっけ?という曖昧な記憶がアタマをよぎり…。展示されているいろいろな「ケロヨン」関連の展示や映像を観ているうちに「ケロヨン」という名前は知っていても実は「ケロヨン」を知らない、という事実に思い至り…。家に帰ってから「ケロヨン」をネットで復習することになってしまった。
「ケロヨン」は昭和41年に開始された日テレ系の番組「木馬座アワー」(藤城先生プロデュース)で全国的に人気が爆発し、その後4年間くらいがテレビやミュージカルで活躍した絶頂期。同じ昭和41年にはビートルズが初来日し日本武道館でコンサートが開催されたが、同年12月に「ケロヨン」も同じ日本武道館で初公演を果たしている。私が生まれたのも昭和41年、記憶がなくても当然だ。いっぽう、同じ頃から薬局の店頭に製薬会社コーワのマスコットキャラクターの首の動くカエルの人形が置いてあり幼い頃よくさわった記憶がある。どうやら、そのカエルの人形を「ケロヨン」と間違って記憶していたようだ。このカエルのキャラクター、コーワのHPで調べたら昭和52年にケロちゃん・コロちゃんという名前がつけられるまで名前がなかったらしい。当時、このカエルのキャラクターを「ケロヨン」と呼んでいた子どもたちは多かったのではなかろうか。ほかにもケロンパ(=うつみ宮土理の愛称)、ケロリン(公衆浴場の湯桶に入った鎮痛薬の広告、映画「テルマエ・ロマエ」で再注目)と“ケロ”と名のつく言葉が当時多く…、「ケロヨン」と聞くとそれらの記憶が区別なくよみがえってしまう。でも「ケロヨン」の決めゼリフ、“ケ〜ロ、ヨ〜ン♪”や“バ、ハ、ハ〜イ♪”の記憶もかすかにあるようで…。とにもかくにもアイマイな懐かしさが呼び起された一にちとなった。
袋田の滝の紅葉
馬頭(現、那珂川町)に移住して9年目にしてはじめて茨城県大子町の“袋田の滝”に行ってきた。大子町は県をまたいだ隣町で、袋田の滝まではクルマでおよそ25分。行ってびつくり…リッパな観光地だった…。
駐車場にクルマをとめて観瀑台入場口まで続く土産物店街を歩き、入場口からトンネルをくぐりいくつかの観瀑デッキから滝を見上げ観賞した後、エレベーターで高さ120メートルの滝を見下ろす観瀑台へ…。帰りは吊り橋(けっこう揺れる)を渡り山腹にある何軒かの土産物店(昭和の香りプンプンの)をひやかしながら、最初に通った土産物街へ…。もちろん日本3名瀑とされる袋田の滝の圧倒的な景観もさることながら、アドベンチャーランドのアトラクションを自分で歩いて楽しむようなイベント性の高さにちょいツボにはまってしまった。
残念ながら資料等の展示はなかったが徳川光圀公も訪れたとされており、歌も残されている…。
「いつの世につつみこめせん袋田の布引出すしら糸の瀧」
こんな近くにこんな観光スポットがあったなんて…、なんで今まで来なかったんだろう、と思ったが来なかったのには理由がある。300円の観瀑料に対して駐車場の料金が500円という話を聞いて、昔ながらの観光スポットのうさん臭さを感じて今まで敬遠していたのだ。でも調べてみたら、滝に近い民間の有料駐車場(ヤツパリやってた…うちわでホイホイ!)からいちだんと遠いところに町営の無料駐車場があった。いちど滝に近いところまでクルマで進入してその距離を確認してからUターンして無料Pにイン。結果、観瀑のコースでけっこう歩くので、滝に近い有料駐車場に入れるのとやや遠い無料駐車場に入れるのとトータルの歩行時間はあまり変わらないように感じた。たかが500円、されど500円。駐車場を思いきって無料にすればもっと土産物店も潤うと思うんだけど…。
主要観瀑コース以外にも、袋田の滝周辺を散策するハイキングコースがいくつも整備されている。ハイカー風の人々と多くすれ違ったことにも合点がいった。かつて同地を訪れた西行が、「四季に一度ずつ来なければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝えられる袋田の滝。もういちど、いやもっと、違う季節に訪れてみたいと感じた。