残暑

残暑見舞い申し上げます。
 “暦のうえでは”とはわかっていても、これからが夏本番みたいな感覚なのでなんとも違和感を感じてしまう。でも、年末に“明けましておめでとう”と書く年賀状に比べればまだましだ。
 庭では季節外れの白山吹が一輪咲いていた。せき立てられるように移り変わる季節に孤独な抵抗をしているかのように…。“少し立ち止まってみようよ”という声が聞こえてきそうだ。でも白山吹さん、ご心配なく。私はいつも立ち止まってばかりですから(笑)。