先日、ある公募展に作品を搬入するために上野の東京都美術館に行ってきた。
公募展へ作品を出品するのは初めてで、もちろん美術館の搬入口から作品を運び入れることも初の体験だった。搬入専用口の駐車場に車を停め、地下3階にある搬入専用スペースへエレベーターにて降下。
地下3階に着いてエレベーターを降りるとそこには巨大な空間が広がっていてビックリ。目指す公募展主催団体の受付が見当たらず、心細さを感じながら作品を載せた台車を押しながら奥に進んでいくと人の気配とともに主催団体の受付がありホット一息。
受付を済ませ、応募する作品ジャンルの運び入れスペースへ。ご担当の作家の先生にご挨拶ののち、展示台のサイズを美術館付きの美術業者さんに依頼して作品を仮置きして終了。その後、入選した場合はこの地下3階の搬入スペースから地上2階の展示スペースに運び込まれ晴れて展示されるらしい。
ひと仕事を終え外に出るとちょうど昼時。車をそのまま停めさせてもらって秋晴れの良い気候のもと多くの来場者で賑わう上野公園へ。西洋美術館を横目に見て上野公園口に着いたら、改札からそのまま遊歩道になっていて驚いた。以前は改札を出たら信号待ちして道路を渡っていたような…。国立東京博物館が好きでよく来ていたけど、前回来たのはいつだったかなぁ、などと思いつつ連絡通路を渡って上野駅昭和通り口方面へ。
飲み屋街を覗きながらつらつら歩いているとカレーの芳醇な香りが…。匂いに誘われるように昭和通り沿いを進むと一軒のとんかつ屋さんがあり、入り口に置いてあるランチメニューの看板に“かつカレー”が。暖簾の先の引き戸から中は見えず、引き戸を少し開けて中を覗くと快活なお店の女性に声を掛けられカウンターテーブルに着席。
店内を見渡すと夜は酒も提供する店のようで、少し油と煙に燻されたつまみ類のメニューがたくさん貼ってある。そして、ほぼ満席の客層は背広を着たサラリーマン。その中で浮いた格好の私だったが都内独特の無関心さが心地よい。
その日の定食メニューは生姜焼き定食、トンカツ定食、かつカレーの3種類。迷わずカツカレーを注文する。その後カツカレーが到着。カツカレー本体以外にサラダと味噌汁、冷奴が付いている。ライスの盛り具合は大盛りレベル。これで千円なり。トンカツはもちろんのこと、こだわりを感じさせるカレーが美味しかった。私の鼻センサーに間違いはなかったと満足のひと皿だった。
驚いたのは、私でも入ることを躊躇する店構えだったにもかかわらず、食事中インバウンドの外国人グループが入店してきたこと。片言の日本語で全員がトンカツ定食を注文していた。きっとSNSかなんかで日本の地元民が行くような飲食店が口コミで広がっているのだろう。恐るべしSNS。
「日常のこと」カテゴリーアーカイブ
2023・本年もどうぞよろしくお願い致します
益子秋の陶器市2022ありがとうございました!
11月3日から7日まで開催された3年ぶりの益子秋の陶器市が無事終了しました。お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました!今回は新作のターコイズ釉の作品も多数出品でき、お客さまの反応や昔からの常連のお客さまからのご意見なども伺え大変参考になりました。
いつもは里山で独りひっそりと暮らしているので、数日間にわたり出店仲間やお客さまなどと毎日話せる環境は私にとってリフレッシュの場ともなってます。毎回そうなのですが、いま、少し陶器市ロスにおちいってます(笑)。
さて、陶器市前後に閉鎖していたオンラインショップを再開いたしました。新しいアイテムも出品しましたのでよかったらのぞいてみてください! サイト上部にある「ONLINE SHOP」のボタンをクリックするとショップに入れます。もしくは下記のリンクをクリックしてください。
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https://junwaga.base.shop
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
珈琲カップ&ソーサー “空”と“水”
栃木県大田原市の秋元珈琲焙煎所の秋元さんのご依頼で白磁呉須流しのカップ&ソーサーを制作しました。
秋元さんは、家族を愛し地元を愛し珈琲豆と珈琲に真摯に向き合っている、私のようなオジさんには眩しすぎるまっすぐな方です。そんな秋元さんのご期待に応えるべく心を込めて制作させていただきました。
今回のカップ&ソーサーは2種類。
ひとつは日光・那須連山を望む同店のある親園(ちかその)の空をイメージ。もうひとつは希少魚イトヨが生息する近くを流れる清流、田谷川の源流をイメージしました。
前者を“空”、後者を“水”と秋元さんに素敵な名前を付けていただきました。
同店向けオリジナル作品です。
同店の向かいにある『ギャラリーショップ田谷』でお取り扱いいただいてます。
どうぞよろしくお願いいたします。
インドの青鬼
・白磁線文コップ、インドの青鬼とともに。
最近ハマっているビール、インドの青鬼。
まだ明るい夕方、仕事終わりの一杯は乾いたカラダに染みわたります。
田舎のスーパーでも手に入るのがうれしい。
インディアペールエールの個性的なポップの香りと苦味、旨すぎです。
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#和食器#和食器のある暮らし#うつわのある暮らし#うつわ好き#磁器#青白磁#白磁#青いうつわ#コップ
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2022年春の陶器市ありがとうございました
#戦争反対
基本、私のようなお客様商売の人間にとって、本人の思想信条はさまざまなお客様がいる手まえ、おもて立って意思表示するのはよろしくないと思っている。しかし、現在のロシアによるウクライナ侵攻はあまりにも理不尽で、平和ボケしたテレビのバラエティ番組などをまともに観られなくなったところまで来ていると実感している。理不尽な戦争には反対だ。21世紀にもなって、大国によるこんな一方的で理不尽な戦争が起きるとは…。
第二次世界大戦終戦間際の日ソ不可侵条約の一方的破棄と北方領土の不法占拠は、いまのロシアを見れば体制は違っても現在のウクライナ侵攻に通づるロシア=ソ連の行動パターンなのかもしれないと実感している。今後、数週間でロシアが財政的に破綻して体制が崩れるとの憶測もあるが、それ以前に暴走した暴君が破滅的な行動をとらないとも限らない。まして、ロシアの友好的な隣国で大国の中国の指導者の動きも未知数で予断を許さない状況だ。
1966年(昭和41年丙午)生まれの私は、ノンポリで(ノンポリ→ググってください)バブル期に社会人デビューした世代。50年、60年安保闘争を経験した親世代とは一線を画して政治にも関心が薄く、1980年代には“シラケ世代”とか“新人類”などと呼ばれた世代だ。50代なかばまで、世界情勢や国内政治に対して明確に反対意見を持ってこなかった(あくまでも私個人の場合)。しかし、今回の大国ロシアによる一方的なウクライナ侵攻に関しては、少なくとも関心を持ち続けなければいけないと思っている。我が日本も含め、世界の枠組みが大きく変わらないことを願うばかりだ。
2/19ー2/27益子WEB陶器市早春に出店します
2022年 あけましておめでとうございます
毎日お暑うございます〜2021年8月〜
暑中見舞い申し上げます。
コロナが世界中に蔓延して2度目の夏となってしまいました。
コロナ禍と雑音にまみれた世情で、例年以上に暑く感じる日々が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
もはや、異常が通常になったような日常ですが、我が両親をはじめ真面目に家に引きこもっている全国の高齢者の認知機能の低下が心配されます。
さて、あれだけ開催が危ぶまれ、そして疑問視された東京オリンピックも閉会式まで残すところ2日となりました。
直前まで開催に疑問を投げ掛けていたマスコミも、連日の日本人のメダルラッシュに無節操に手のひらを返す厚顔無恥状態に。定時のニュースも吹っ飛ばし、五輪の中継を続ける熱の入れようです。そのおかげで『人流が抑えられている』と総理大臣がトンチンカンなことを言い出す始末。皮肉にもその数日後に、東京の一日当たりの感染者数は初めて5千人を超えてしまいました。
名古屋では市長が表敬訪問した五輪選手の金メダルを“噛む”という、信じられないようなハレンチ事件が発生。この金メダルをスマホか身分証明のパスケースに置き換えるとどうでしょう。20歳の女性のスマホかパスケースを汚いオッサンがいきなり噛んだとしたら…、立派な犯罪です。しかも、非接触を第一義とするこのコロナ下において、です。幸い、この選手の所属先のトヨタ自動車が正式に抗議し、市長が原稿を“噛み”ながら読んで謝罪するに至りました。さすが世界のトヨタ。通常開催できなかった五輪の広告効果を取り返す位の効果もあったことでしょう。素晴らしい。
さてさて、これから五輪とパラリンピックが終了した後、コロナ禍の世の中はどうなっているのでしょう。
同じことを何度も繰り返し、もはや無意味感が定着しつつある緊急事態宣言とまん延防止等重点処置(今更ながらそれぞれの意味や内容は知ってるようで知りません)。今後も感染者数は増えていくことでしょう。ある時を境に、国から指定感染症というカテゴリーを解かれ、ただの風邪であると突き放されるかもしれません。今まで以上に、自分の身は自分で守るしかありません。
本日は新潟県新津で39度を超えるなど、全国各地で猛暑日となっています。
とりあえず五輪中に大きな地震が来てないのが唯一の救いです。
皆さまもどうぞご自愛のほどお過ごしください。
広島原爆投下から76年目の2021年8月6日。平和を祈りつつ。