イノシシ注意!!

14013001 よく利用する国道にインパクトのある道路標識が出現した。“動物注意”とか“飛出し注意”とか説明書きは一切ないが標識の図柄は“イノシシ”であることは一目瞭然、ウヨウヨいるから注意してね、の標識と理解した。実際、我が家周辺でも例年になくヤツらの気配が濃厚となっている…。

 年明け早々、今年はじめて窯焚きをした時のこと。夜間、何度か窯の様子を見に外にある窯場まで行くのだが、玄関の戸を開けた瞬間、土間にいた番猫ゴンが何かの気配を察知して戦闘モードに切り替わった。その様子を見てこちらも警戒モードに切り替えてそっと外に出た。すると、前方に広がる真っ暗闇の大家さんの畑のあちらこちらから“ブゴッボゴッ”と、こりゃもうイノシシしかないっしょ、というケモノが発する音が…。数カ所から気配が感じられたが、最悪クルマの上に飛び乗ろうと覚悟を決め必要な窯の確認を息をひそめて行い、玄関まで戻った時点で懐中電灯の光をヤツらの方に向けた。瞬間、よーやくこちらの存在に気付いたらしく重量感のある足音を無数立てながら森の方へ逃げていった(逃げてくれた)。ケモノ除けで張り巡らしている約1.4メートルのフェンスを軽々と飛び越えて…、かなりビビった。その後、大家さんのつてで狩猟免許を持った地元のヒトが我が家近辺数カ所にイノシシ狩りのワナを仕掛けているが、今日現在イノシシはワナにかかっていない。

 ネットをチェックしていたら鳥獣保護法改正のニュースがあった。野生のイノシシやシカの食害が深刻化しているので狩猟に関する規制を緩和するらしい。日の出から日没までだった銃による狩猟を24時間にしたり(真っ暗闇で獲物を捕捉できるのか?)、ワナ猟の年齢制限を緩和したり…。全国的に野生動物の増加による農作物被害の増大が背景にあるらしい。ハンターの後継者不足の問題も深刻のようだ。この辺でもオレンジ色のベストを着たハンターで60代以下であろうヒトは見かけたことがない。放置林や耕作放棄地の増加も害獣増加の原因とされている。私の住む町のような中山間地は全国的に人口の減少とともに耕作放棄地が増加してる。現場にいる感覚としては何か画期的な方法でも開発されない限り今後も害獣の増加に捕獲が追いつかないんじゃないかと思えてしう。例えばイノシシなどの天敵だった絶滅した日本オオカミをDNAからクローンをつくって復活させて山に放す、とか…。

「イノシシ注意!!」への2件のフィードバック

  1. 20年ほど前に、大阪の天王寺動物園で日本オオカミを見たような気がします。
    日本オオカミって絶滅したのですね。

    イノシシの標識、文字ナシなのが、怖さを増しますね。
    『イノシシだ。わかってるよね』的な。

    どうぞ、ご用心を!

    1. lotusさま

      日本オオカミは明治時代に絶滅したそうです。でも奥秩父地方で近年、目撃の情報もあるようです。

      イノシシの標識、確かに説明がないだけに余計インパクトがありますよね。イノシシは大きなもので100キロを超えるそうで、軽自動車だったらぶつかった衝撃ではじき飛ばされちゃいますし、実際そのような事故もあるようです。夜間、クルマを運転しててこの標識を見かけたら要注意、ですね。

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