ギャラリー悠日

 先日、個展でお世話になっている宇都宮のギャラリー悠日にお邪魔してきた。同ギャラリーは、かつて米の備蓄倉庫だったという大谷石造りの蔵を改装しギャラリーとカフェを運営されている。“大谷石”の産地である宇都宮には大谷石造りの倉庫や蔵が多数あるが、これだけの倉庫群は宇都宮でも他にはない。訪れるたびにその空間の趣向が変化していて驚かされかつ楽しませていただいている同ギャラリー、今回はカフェの中にお寿司屋さんができていた。現在、カフェルームになっている空間はミュージシャンのプロモーションビデオの撮影などにも使われ、昨年はAikoのPVの撮影も行われた。
 ギャラリースペースでは作家・映像ディレクター、戸井十月さんの写真展『路傍の人 5大陸・13万キロの旅の記憶』が開かれていた。12年かけ続けられたオートバイによる「五大陸走破行」で撮影された世界各地の人々の写真が所狭しと展示されていた。展示会最終日2月27日にはご本人を招いてのギャラリートークも行われる予定だ。