お手伝い

14120901 ご近所の高齢者介護サービス施設にお手伝いに行ってきた。この施設は統廃合で廃校になった小学校を利用して数年前からサービスを開始した施設。地元の小学校の児童が年に数回施設を訪問するイベントがあり、この日は4年生の児童が施設を訪問して歌や踊りを披露した後、施設利用者であるご高齢者と一緒に粘土で陶芸の手びねりを体験するという内容だった。

 簡単な説明の後に制作作業を開始。開始早々、手を動かし思いおもいのカタチを作り始める児童をかたわらで柔和な眼差しで見つめ、時に児童に話しかけるご高齢者。徐々にご高齢者たちの手も動き始める。周囲にはご高齢者に寄り添ったサポートをする施設のスタッフの方々。正味30分くらいの時間だったが、児童とご高齢者約40名が4つの大きなテーブルに別れたそれぞれのグループには笑顔とともに和やかな時間が流れていた。

 地域密着を掲げたこの施設は介護サービス施設「えにし苑」。施設利用者は私の住む那珂川町の方々が対象とのこと。実際、この日には実の祖父である施設利用者の隣でその祖父のために手びねりで湯飲みを作っていた児童もいた。全国的に少子化の影響で廃校になる学校の再利用の問題が多くあると聞く。我が町でも廃校になった中学校が木材加工会社に生まれ変わった例もある。しかし、学校はもともとヒトとヒトがつながり育っていく学び舎。今回お手伝いさせていただいたような施設こそ、ヒトとヒトとのつながりを長年見守ってきた学び舎がもっとも納得するリノベーションなのではないかと思った。

我妻淳 の紹介

栃木県那珂川町で青白磁・白磁を中心とした磁器を制作してます。
カテゴリー: ボンビー陶芸家の日常, 那珂川町(旧馬頭町) パーマリンク