「日常のこと」カテゴリーアーカイブ

処暑

 残暑見舞い申し上げます。今日は二十四節気の処暑。暑さが峠を越えて後退し始めるころ、と言われている。が、暑い。この山の中でもここ数日、夜もこの時期なのに熱帯夜が続いている。数年前までは熱帯夜はシーズン中に数えるくらいしかなかった。夕方になると開け放った裏山に面した窓から山の冷気が入ってきて、日中熱せられた室温が換気され夜は過ごしやすいちょうど良い室温になるのが常だった。エアコン入れればいいじゃないか、と言われるが山の中に住んでいてエアコンなんてそんな野暮な、とヤセ我慢…(実際はコストの理由でひたすらガマン。トホホのホ)。
 絵本の丘美術館におじゃまして、しばしエアコンの空調で整えられた快適な室内で文明のありがたさに浸らせていただいた。外のオープンデッキを見ると、強い西日に晒されたデッキチェアのカゲが思いのほか長かった…。外に出たら萩がもう花を咲かせていた。気温以外は順調に季節は移りつつある。早く秋、来ないかなぁ…。お願いします。ほんとに…。

なかがわ GOODリポート

 エフエム栃木・レディオベリーの番組『那珂川町プレゼンツ 那珂良しラジオ』内の「なかがわ GOODリポート」で取材をしていただきました。番組ではレポーターのShinlyさんに生中継で取材を受けてオドオドしてうまくしゃべれませんでしたぁ…。番組のサイトでもご紹介いただいてますのでのぞいてみてください。プレゼントコーナーでぐい飲み2客をご提供させていただいてますのでぜひご応募を!

那珂良しラジオ/なかがわ GOOD リポート

オオシオカラトンボ(たぶん)

 ロンドン五輪もいよいよはじまり各種競技で連日熱戦が続いてます。寝不足と暑さでバテ気味のアタマをシャキッっとさせる鮮やかな青色のトンボに出会いました。たぶん“オオシオカラ”。真夏のまぶしい陽射しを涼しげに跳ね返すようなつや消しのきれいな青色のボディ。グットです。いくらキレイでもこっちに飛んできたら逃げますけど…。ムシ、苦手ですから…(笑)。

暑中お見舞い申し上げます

 毎日暑い日が続いてます。山の中でも連日の熱帯夜…。こんな時には朝食に熱くて辛いものを食べて大汗をかいて、前夜のアルコールで疲れた胃袋と熱帯夜のおかげで浅い眠りでダルダルになったカラダにカツを入れて朝風呂に飛び込むにかぎります。そこで、たまに食してるのが“朝カレー”ならぬ“朝カレーラーメン”。昔からカレーは飲み物と言われてますが(ホントか!?)、これはホントに飲むカレーです。しかも容赦のない辛さの本場のグリーンカレーテイストで…。実売価格が一袋50円前後のタイ製『ヤムヤムインスタントヌードル・グリーンカレー味』。カレー好き、しかもタイ料理がお好きなヒトにおススメです。カレー好きのワタクシと致しましては同梱されてる“麺”はあくまで添え物で、粉末とペースト状の2種から成る調味料に限りなく魅力を感じてます。これに多すぎない水量を加えありものの野菜を入れて一煮立ちさせ麺をズルズルしたのち、こんがり焼いたパンをスープに浸して食して残りを一気飲み…。朝から暑い、いち日のはじまりに確実にアタマの毛穴からも大汗かけます(笑)。姉妹品の“トムヤムクン味”も本格的なネイティブな味でおススメです(メーカーのまわしモンか<笑>)。
 しばらく暑い日が続く天気予報が出ています。みなさま、くれぐれもお身体ご自愛ください。来月8月26日まで開催されている那珂川町・ギャラリー『15-1e(ichigo-ichie)』の『我妻淳ー涼のうつわ展ー』もよろしくお願い致します。

黒あげは

 庭で満開のキスゲ。何気なく眺めてたらひとつの花に何か異物が…。近づいてみたら黒いあげは蝶だった。この季節、この黒いあげは蝶がさつきやつつじの花の蜜を求めてたくさんやって来て、羽をはばたかせながら花に乗って蜜を吸っている。が、このあげはは食虫植物に変身したキスゲに捕食されたかのようにぴくりとも動かない。カメラを持って戻ってきてもまだそのままの状態。きれいな羽ではばたいて飛び立つ瞬間を捉えようと接写の体勢で待っていたけど腰が痛くなってきてあきらめた。わき目もふらずに蜜を吸うことに熱中している黒いあげは蝶。わき目もふらずひとつのことに熱中出来た若い頃が懐かしい。いかんいかん、わき目もふらず仕事に熱中しよう。

金冠木漏れ日

 日食観察グラスを買いそびれたので近所の公園で木漏れ日を観察。最初は三日月型だった木漏れ日が徐々に丸くなっていって感動。いけないと知りつつ太陽を直視。あとで若干目に痛みが…。観察グラス買っておけばよかったなぁ。





一転にわかにかきけむり

 朝の天気予報どおり、午後にまさに一転にわかにかきけむり不穏な雲が空をおおった。水墨画の雲竜図でよく描かれているような暗くて黒い雲。高低差のある雲の群れが折り重なり、グレースケールの中でもコントラストが浮き出てきれいだった。自然の造形はすごい。

モミ

 ここ一週間くらいで急に本格的な春になってきた。といっても、カレンダーは4月ももうすぐ中旬だからあたりまえのはなしなのだが…。
 大家さんのビニールハウスでは稲の苗がグングン育っている。若い緑が目にやさしい。苗はモミをまいてまだ一週間くらい。モミの漢字は籾。つくりは米に刃。コメのヤイバかコメはヤイバか…。どんな由来の漢字なんだろう。

八溝ししまる

 穏やかな春の陽射しのもと、家の近所に仕掛けた罠の見回りに来た軽トラの後ろに見慣れぬ軽トラックが…。側面には“八溝ししまる”のロゴマーク。罠を仕掛けたのは町会議員でもある塚田さんで、今朝は違う場所の罠でイノシシがかかったのでイノシシ肉加工施設のトラックに回収を依頼してそのまま次の罠の見回りに同行してもらったとのこと。トラックの中に仕留めたばかりの30Kgクラスのイノシシが入ってると聞き、すかさず見学させていただいた。

 “八溝ししまる”は、2009年に設立された那珂川町のイノシシ肉加工施設で処理、流通されたイノシシ肉に冠される地域ブランド名。ちなみに八溝(やみぞ)とは、福島・茨城・栃木にまたがる山とそれに連なる福島県南部から茨城県や栃木県を南下して筑波山に至る山地をさす。温泉地でもある山間部の那珂川町では、温泉水を利用して海水魚のトラフグの養殖を淡水で成功させた“温泉トラフグ”がメディアにも取り上げられ徐々に知名度が上がってきており、“八溝ししまる”もこれから、という時に起きたのが昨年の原発事故。今は放射性物質の全頭検査の体勢も整い、4月からの新基準にも対応して出荷・流通させている。

 本来、鳥獣の狩猟期間は11月15日から翌年の2月15日までだが、イノシシは例外的に期間の延長がなされている。それだけ農作物の被害が甚大なのだ。窯焚きの最中の真夜中に屋外に出ると、わりと近い場所でブゴォブゴォとイノシシの気配を感じることがよくある。大家さんの刈り取りまじかの水田で数年前、ミステリーサークルの出来損ないみたいにイノシシに荒らされたこともあった。

 イノシシは里山の荒廃とともに人里におりてきてる、との話もあるがそれにしてもその気配の増加は尋常ではない。以前、どこかでイノシシの生息域が北端に延びたとの記事もあった。かつて日本にはオオカミがいた。生態系を乱した張本人は人間だが、どこかに日本オオカミがひっそり生存してて、生態系をもとに戻してくれたら、なんてことを身勝手に想像してしまう。

雪とネコ

 昨日は予想以上の大雪だった。前日にネットで集荷予約した黒いネコの宅配便のドライバーさんが、我が家につながる枝道の入り口にトラックをとめて雪をかぶりながら徒歩で荷物を取りにきてくれた。ホントありがたい。この会社がさきの震災で東北地方でどれほど活躍したことか…。数年前に別のなんか担いでるマークの配送会社が、急ぎで注文した粘土を着予定日を過ぎて荷物を届けたことを思い出した。問いただしたら前日に雪が降ったので(今回より圧倒的に少ない降雪)配送が遅くなったとのこと。何の連絡もなしに…。同じ業界でもここまで違うのかと今まで以上に黒いネコが好きになった。
 今朝は一転して快晴。午前中、雪に残った動物の足跡でも探そうと裏山に行ってみたが長靴を超える雪の量にあっさり断念。気晴らしに我が家のネコを雪のなかで泳がせてみた。イヌだったら喜ぶだろうにネコはあまり楽しくないのだと納得。家をきしませていた屋根に積もった雪も昼頃にはとけるほどおだやかな気温になった。気付けばもう3月。どうか水道からツララがさがるような朝に戻らないでほしい…。春よ来い♪、早く来い♪。