「日常のこと」カテゴリーアーカイブ

カテーテルアブレーション術後9ヶ月検診

今回は諸事情により道草せず帰宅。栃木のド田舎ではお目にかかれない食材に溢れる新宿駅のエキナカ(ニュウマン)で食料を買い込み、在来線のグリーン車に乗り込み爆食。
今回は諸事情により道草せず帰宅。栃木のド田舎ではお目にかかれない食材に溢れる新宿駅のエキナカ(ニュウマン)で食料を買い込み、在来線のグリーン車に乗り込み爆食。
 術後9ヶ月検診に行ってきました。昨年の6月中旬に心房細動カテーテルアブレーション手術を受け、12月の6ヶ月検診でそれまで服用していた薬すべてが服用終了。今回はそれから3ヶ月後の検診でした。
晩飯用に購入した柿安の黒毛和牛の牛めしと各種お惣菜。あと600円プラスすればステーキ丼が喰えたのに…肝心なところでボンビー癖が出て後から後悔するばかり(笑)。
晩飯用に購入した柿安の黒毛和牛の牛めしと各種お惣菜。あと600円プラスすればステーキ丼が喰えたのに…肝心なところでボンビー癖が出て後から後悔するばかり(笑)。
心電図検査もまったく問題がなく、先生からも順調に経過していると力強く言っていただきました。主治医の先生は、最近テレビなどのメディアに多数ご出演され通院を重ねるごとに待合室の患者さんの数が増える一方なのですが、きちんと時間をかけて患者に寄り添った診察をしてくださり心強い限りです。次回は6月に12ヶ月検診です。

Hakoya BEANS STORE & CAFE

店内ではオーナーがこだわってセレクトしたフランスやイタリアの食品も取り揃えられている。また、ヨーロッパのミッドセンチュリーの陶磁器も販売しておりこちらも一見の価値大。巨大な焙煎機をガラス越しに見ることもできる。
店内ではオーナーがこだわってセレクトしたフランスやイタリアの食品も取り揃えられている。また、ヨーロッパのミッドセンチュリーの陶磁器も販売しておりこちらも一見の価値大。巨大な焙煎機をガラス越しに見ることもできる。
 先日、那須塩原市の自家焙煎の珈琲店『Hakoya BEANS STORE & CAFE』にご注文頂いて制作した青白磁のカップ&ソーサーとマグカップを納品に行ってきた。お店の扉を開くと珈琲豆の良い香りが出迎えてくれる。清潔な店内のカウンター席で美味しい珈琲をいただきながら、オーナーの須藤さんとおしゃべりしつつ居心地の良さについつい長居させていただいてしまった。その間にも珈琲豆を買い求めるお客さまが絶えずご来店。たいていの方は“豆”の状態で購入されている。本当の珈琲好きのお客さまが多いようだ。

 同店は“スペシャルティコーヒー”といわれる生産者・農法・精製法が明示された珈琲豆のみを世界中から仕入れ、それぞれの豆の特徴を最大限引き出すために秒単位までこだわり焙煎し販売している。そんなお話しを須藤さんのハンドドリップの手技を間近に観ながら興味深く伺う。ご厚意でコロンビアとコスタリカの珈琲も試飲させていただいた。それぞれ深みのある味の中にフルーティさも感じ、後味に複雑な香味も感じる…。でも微妙に方向性が異なる。元は同じ種類の珈琲豆だが精製方法とそれに加え焙煎方法で味が変わるという貴重な話も伺えた。私が子どもの頃、珈琲豆といえばモカ・キリマンジャロ・ブルーマウンテンなどが有名で、モカなどは酸味の強いイメージがあったが当時あえてモカはなんらかの事情で浅煎りのものが流通していたようだ。
お店の最寄りの駅はJRの黒磯駅。栃木の県北エリアの中で近年、各種イベントや魅力的なお店の出店など盛り上がっているエリアだ。観光地・那須の玄関口でもある。カフェも多い。
お店の最寄りの駅はJRの黒磯駅。栃木の県北エリアの中で近年、各種イベントや魅力的なお店の出店など盛り上がっているエリアだ。観光地・那須の玄関口でもある。カフェも多い。

 ここのところ同店で購入させていただいた珈琲豆を3時の休憩時にハンドドリップで美味しくいただいている。豆は『タテラブルギンセレクト・ブラジル』。数ある豆の中から私の嗜好からオーナーにセレクトしていただいた豆だ。優れた焙煎豆であれば腕が悪くても美味しい珈琲を淹れられる、と毎日実感している。“コーヒー”、“Coffee”、“珈琲”と表記の選択肢は多くあるが、この複雑でふくよか、かつ奥行き深い味覚、そして飲んだ後の余韻を表現するには“珈琲”が最適な気がする。ちなみに私は“深煎り”が好きだ。そしてオーナーの須藤さんも深煎り珈琲がお好きで同店オリジナルブレンド“吟(ぎん)”も深煎り珈琲好きの人にはぜひおススメしたい美味しさだった。須藤さんの仕事に対する真摯な姿勢と情熱。おおいに刺激をいただけた午後のひと時だった。

2018年大吉

境内に数カ所あるおみくじ所の中でも毎年同じ場所で引いている。これもルーティン。
境内に数カ所あるおみくじ所の中でも毎年同じ場所で引いている。これもルーティン。
 齢を重ねるにつれ決まった時に行っていることを欠くと何か気持ち悪く感じてしまい、その結果、毎年のルーティンが増えてきている。地元にある鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)に松の内の期間中にお参りに行くのもそのひとつ。今回は1月5日の大安の日を選んで参詣してきた。

 何度か当ブログでも紹介している同神社。参道のど真ん中が栃木県と茨城県の県境になっており、社務所もそれぞれの県のものがそれぞれの県側にあり、おまけに神社の呼称もそれぞれの県によって違う。上記は栃木県の呼称で茨城県では“とりのこさんじょうじんじゃ”と呼ばれている。

金運上昇のお守りと宝くじ入れをゲット。これも毎年のルーティン。
金運上昇のお守りと宝くじ入れをゲット。これも毎年のルーティン。
 本殿を参拝した後、境内の摂末社を参拝してルーティンに従いいつもと同じ場所でおみくじを引く。結果は大吉!!毎年ルーティンに従い引き続けて10数年、この神社で大吉を引き当てたのはこれが初めてだ。仕事のことや健康のことなど悩み多き今日この頃、たった1本のおみくじでかなり勇気付けられた。記録用としておみくじをパシャリ。今年の年末に笑顔で一年を振り返れるよういつもの年以上に頑張っていこう。

6ヶ月検診

東京都美術館と国立西洋美術館もハシゴする予定で最初に訪れた東京国立博物館で結局数時間過ごしてしまいハシゴ予定の美術館には行けずじまい。トーハクでは久々に見たかった唐三彩や重文指定の南宋官窯・青磁輪花鉢は東洋館が休館中で観ることはできなかったが平成館の企画展で重文指定の竜泉窯の青磁茶碗“馬蝗絆(ばこうはん)”を観ることができた。本館では至るところで企画展が開催されており中には刀剣の企画展も。噂の刀剣女子がトーハクにもたくさん押し寄せていた。時代の流れなのか展示物は国宝など一部を除いてほぼ撮影OK。スマホでパシャパシャ撮っているのはまだ可愛い方だが、デジタル一眼を構えたオジさま達が構図を決めるまでえらく時間がかかり、その間まじめな私はフレームに入らないよう静止することシバシバですごくウットーしかった。帰り際、そー言えば西郷さんの銅像観たことなかったかも…としばし探索。黄昏に佇む西郷どんを発見。でも小さい頃親に連れられて来たことあったかも。そう…それは日本初のパンダ、リンリン・カンカンがいた頃…。
東京都美術館と国立西洋美術館もハシゴする予定で最初に訪れた東京国立博物館で結局数時間過ごしてしまいハシゴ予定の美術館には行けずじまい。トーハクでは久々に見たかった唐三彩や重文指定の南宋官窯・青磁輪花鉢は東洋館が休館中で観ることはできなかったが平成館の企画展で重文指定の竜泉窯の青磁茶碗“馬蝗絆(ばこうはん)”を観ることができた。本館では至るところで企画展が開催されており中には刀剣の企画展も。噂の刀剣女子がトーハクにもたくさん押し寄せていた。時代の流れなのか展示物は国宝など一部を除いてほぼ撮影OK。スマホでパシャパシャ撮っているのはまだ可愛い方だが、デジタル一眼を構えたオジさま達が構図を決めるまでえらく時間がかかり、その間まじめな私はフレームに入らないよう静止することシバシバですごくウットーしかった。帰り際、そー言えば西郷さんの銅像観たことなかったかも…としばし探索。黄昏に佇む西郷どんを発見。でも小さい頃親に連れられて来たことあったかも。リンリン・カンカンがいた頃…。
 心房細動カテーテルアブレーション術後6ヶ月検診を泊まりがけで受けてきました。血液検査とエコー検査、それに24時間機器を装着しての心電図検査です。ホルター心電計を装着した日の夜に、胸に電極を付けたまま会社員時代の先輩たちと久々に飲み、セーブして飲むつもりが愉し過ぎていつの間にかたっぷり飲んでしまい…ハードコンディション下での測定となりましたが結果は良好、最後まで服用していた薬リクシアナ錠(抗血液凝固薬)も使わなくてよくなりました。
病院にご手配いただいて携帯型の心電計を購入した。今後の定期検診の間隔は徐々に長くなっていく予定だが、その間なにか異常を感じた時にその時点での心電図を記録することが可能になった。
病院にご手配いただいて携帯型の心電計を購入した。今後の定期検診の間隔は徐々に長くなっていく予定だが、その間なにか異常を感じた時にその時点での心電図を記録することが可能になった。

 今後は経過が良好なことをいいことに元の飲酒量に戻らぬよう、カテーテルアブレーション手術を受けた時のことを忘れずに引き続き生活改善を意識していこうと思ってます。なにしろ心房細動は“再発”する可能性のある病気ですから…。

マグポップ原宿店

マグポップ原宿店
『マグポップ原宿店』。竹下通りから一歩路地裏に入った場所にある。お店のお隣は有名なクレープ屋さん。ボンビー陶芸家が竹下通りを歩いたのは30年以上(!?)ぶり。通りを歩く半数くらいが外国人観光客で驚いた。写真左下が塚松社長。今後の同社の事業展開が楽しみだ。
 先日、心房細動の定期診察で上京したおりに原宿のマグカップ専門店『マグポップ原宿店』にご挨拶をかねて行ってきた。同店は「世界中の人々が、日本各地の美しい器に出会う場を創る」ことをコンセプトに今年7月下旬にオープンしたお店。マグカップの専門店は今までありそうでなかった業態で、顧客の約半数が海外からの観光客が占めているそうだ。私の青白磁のマグカップとフリーカップをお取り扱いいただいており、多数の器たちがこのお店から海外に旅立っている。

 お店を経営する株式会社マグポップの塚松圭社長は、いくつもの企業でECビジネスによる新規事業を立ち上げられてきたいわばネットビジネスのプロ。しかし、あえて実店舗の運営に取り組んだのは、画像や映像では伝わりきれない日本の工芸品を実際に手に取ってほしいという思いからだ。既存のブランドの機械で大量生産された陶磁器製品ならいざ知らず、たとえば私の器にしても画像では伝えきれない手に取ってみなければ分からない実物の質感などが当然ある。このお店では日本全国の窯元や作家から直接仕入れた400種以上ものマグカップやフリーカップを実際に手に取って選ぶことが可能だ。
 
 塚松社長は益子陶器市で私を発掘してくださったとのこと。その後、ご連絡をいただき経歴を拝見したところ、キャリアのスタートでプレジデント社で雑誌プレジデントの編集に携わられたことを知った。以前お世話になった那珂川町に在住されて5年前に亡くなられた元プレジデント誌編集長の樺島弘文氏は直属の上司だったとのお話しを聞いて、故人を介したご縁に深く感じ入ってしまった。

 お店の名前は『マグポップ原宿店』。“原宿店”ということは、今後、原宿以外の場所でさらなる店舗展開もあるかもしれない。また、既にネットでの販売も開始されているが、物販以外の事業展開の可能性もあるかもしれない。いずれにせよご縁を感じつつ、今後もお付き合いいただいて私の器がこのお店からたくさん海外に旅立てれば幸いだ。原宿においでの際はぜひ同店にお立ち寄りを!

カレーと心房細動と

上京のたびにここ数年懸案だったことを消化している。今回は湘南・辻堂に2年前にオープンした従兄弟が経営するカレー店へ。
上京のたびにここ数年懸案だったことを順番に消化している。今回は湘南・辻堂に2年前にオープンした従兄弟が経営するカレー店へ。
 泊まりがけでカテーテルアブレーション術後3ヶ月検診に行ってまいりました。今回は24時間、機器を装着して心電図を記録する「ホルター心電図検査」と心臓エコー検査。結果はともに問題なし。先生から慢性心房細動の術後としてはかなり良好とのお言葉ももらえました。服用している薬も抗不整脈薬のペプリコール錠が終了となり、抗血液凝固剤のリクシアナ錠のみとなりました。
 術後3ヶ月が経過した今後、心房細動が発生した場合は“再発”となります。術後から意識して改善してきた食生活を中心とした生活習慣をこれからも続けて行こうと思ってます。同じ病気で私よりひと月前に手術を受けた元バレーボール選手の益子直美さんも経過が良好のようです。たまにブログを拝読させていただき、年齢も同じなので自分のことのようにうれしく思ってしまいます。同じ境遇のみなさま、お互いに頑張りましょう!

従兄弟はひとまわり年下の家具職人。店の名前も『カレーと家具。sii house』。奥さんとふたりで店を切り盛りしている。若いってエエなあ。
従兄弟はひとまわり年下の家具職人。店の名前も『カレーと家具。sii house』。奥さんとふたりでレトロな調度品に囲まれた店を切り盛りしている。若いってエエなあ。
 さてさて、毎月東京へ行く機会を得て都会の人ごみの中での歩き方のカンもよーやく戻って来たボンビー陶芸家です。乗り継ぎで利用する新宿駅構内などでも対向してくる人々の群れに臆することなく、会社員時代に戻ったごとく軽いステップで(あくまでも自己イメージです)右に左に歩行者をかわし、目的のホームまで一度も立ち止まることなく涼しい顔をして移動、気付けば長い田舎暮らしの影響で人の群れを見ると感じてた頭痛もここ数ヶ月の鍛錬で感じなくなってきました。
 ところでタイトルを「カレーと心房細動と」としましたが、心房細動とカレーには因果関係はございません(たぶん)。念のため…。

カテーテルアブレーションその後

かなり久しぶりに九段下から神保町にかけて散策。共栄堂でカレーを食べる。表通りのお店の顔ぶれがかなり変化していたが、かつて通い慣れた路地裏に入ると以前のままのお店がまだあってホッとした。
かなり久しぶりに九段下から神保町にかけて散策。共栄堂でカレーを食べる。表通りのお店の顔ぶれがかなり変化していたが、かつて通い慣れた路地裏に入ると以前のままのお店がまだあってホッとした。
 術後2ヶ月の検診に都内の病院まで行ってきました。おかげさまで経過は良好です。次回はひと月後にホルター心電図検査(24時間心電計検査)。順調にいけば現在服用している薬も停止できる予定です。

 さてさて、心房細動はカテーテルアブレーションを受けても再発することもある病気で、約4割くらいの方が3年以内に再発しているのが現状のようです。個人差はあると思いますが、再発の可能性を減らすには高血圧の予防や節酒、適度な運動など生活習慣を常に意識する必要があるようです。

ボンビー陶芸家は新幹線の3倍の時間をかけて在来線で東京まで通っている。でもたまにグリーン車を利用してプチ贅沢気分を味わうことも。2階建て車両の2階席で景色もよく見渡せ、時間帯によっては貸し切り状態にもなりかなり快適!
ボンビー陶芸家は新幹線の3倍の時間をかけて在来線で東京まで通っている。でもたまにグリーン車を利用してプチ贅沢気分を味わうことも。2階建て車両の2階席で景色もよく見渡せ、時間帯によっては貸し切り状態にもなりかなり快適!
 飲酒に関しては、お盆の時期に実家で少しだけビールを飲んだくらいでほぼ飲まずに過ごせています。適量であれば飲んでも問題ないのですが、元来飲んべえの私は適量だけで済ます自信がないので飲まないようにしています。ひと月前の1ヶ月検診の後には、友人たちに快気祝いをしてもらい居酒屋でひとりだけノンアルコールビールで数時間過ごすという奇跡的(笑)な出来事もありました。カテーテルアブレーション手術の前後にネットで心房細動を調べた際、体験談を書かれている方の多くがお酒好きのようでした。心房細動と飲酒の因果関係は確実にあるのでしょう。

 日々の食事は野菜を多く摂ることを心がけています。結果、5キロ以上も体重が減りました。さらに10キロくらい減量して20代の頃の体型への復帰を目指そうかなぁ、とも考えましたが絶対無理なので一瞬の思いつきだけにしておきました。術後3ヶ月以降に再度心房細動が発生した場合“再発”と定義されているそうです。無理のない範囲で、コツコツと小さな成功体験を積み重ねて再発の可能性を少しでも減らす健康的な生活を長続きさせようと思ってます。今後も折にふれ、心房細動のその後についてご報告できればと思ってます。


追記
記事をお読みいただきましてありがとうございます。
心房細動に関しては、ブログのカテゴリー「心房細動」で術後から時系列で複数の記事を掲載しております。どうぞご覧になってください。
みな様の不安が少しでも解消されたら幸いです。
(2020.2)

困った長雨2018年、夏。

異常な長雨2018年夏 8月に入ってから連続して降雨を記録している。雨が降っていなくてもずっと曇り空。注文品の制作にも支障が出て来ている。乾いてほしいのに乾いてくれない。陶器よりも繊細な磁器生地は急激に乾燥させると各所に支障が出てきてしまう。自然に乾燥させるのがベターなのだがなかなか水分が抜けずに生地にカビが生えてきてしまう始末。とにかく異常な今年の夏の気象。2017年8月21日、今日も雨が降った。栃木県内の記録はネットで探しても見当たらなかったが、都内では過去の連続降雨記録22日間に迫る勢いだ。記録用として…。

カアテーテルアブレーション手術を受けました

入院した病院のラウンジから。すばらしいスタッフの皆さんに支えられて快適な入院生活がおくれました。
入院した病院のラウンジから。すばらしいスタッフの皆さんに支えられて快適な入院生活がおくれました。


先日、“心房細動”を根治させる手術“カテーテルアブレーション”を受けに東京の病院に4泊5日で入院してきました。手術も無事に終わり退院して経過も体調も良好で、いま心から“カテーテルアブレーション”を受けて本当に良かった、そして信頼できる医師に出会えて本当に良かった、と思ってます。

“心房細動”は、心拍が正常なリズムを失って脈もめちゃくちゃになり、時おり起こる動悸などの発作や疲労・倦怠感、さらに一番危険なのが心臓内に発生した血栓がとぶことにより脳梗塞など深刻な病状を引き起こすという病です。詳しくは“心房細動”で検索してみてください。有名人でもこの病気をご経験されている方が何人もいらして、最近では元バレーボール選手の益子直美さんの心房細動の手術の模様がテレビで放送されたようです。

私の場合、昨年の春頃くらいから時おり心臓が締め付けられるような発作がたびたび起こり、『大丈夫なの?オレの心臓』と思いつつ、自分の体力を過信し知識もなかったこともあって病院に行かずじまいで日々を過ごしていました。そして昨年11月に毎年受けている自治体の健康診断の心電図に異常が認められ、宇都宮の総合病院で各種検査を受け慢性心房細動と診断され、年が明けてから投薬療法を始めました。
しかし心房細動の諸症状以上に薬の副作用がつらく、特に手先足先の冷えは直接私の仕事に影響したので悩ましい日々が続きました。投薬療法はいわば温存療法で、心房細動と折り合いをつけて一生薬を飲み続けることになります。それに対して、心房内の異常な電気信号を発する心筋の部位を焼灼し根治を目指す手術が“カテーテルアブレーション”です。

カテーテルによる手術とはいっても心臓内に細い管を入れさらにその先端から何本ものケーブルが心臓内を這うという術式、そんな様子を想像してはビビリな私はいい歳をしてかなり尻込みをしてました。それでも根治させたい!と決意して、ネットや様々な本を取り寄せて“カテーテルアブレーション”について調べました。そして信頼できる医師と病院にたどりつき、一切すべてをその先生に委ねてこのたび手術入院をしてきました。

自分がこの病気になってから、ネット上の様々な方のブログなどの情報に接して非常に参考にさせていただきました。中にはメールのやりとりまでさせていただいた方もいらして手術に向かって背中を押してもらいもしました。このとりとめもない記事も、今後“心房細動”や“カテーテルアブレーション”といったキーワードで検索するとヒットすることもあるかと思います。そんな時に少しでもご参考になれば幸いです。アブレーションをしても心房細動は再発することもある病気です。今後は今までの生活習慣を見直し、少しでも再発の可能性を減らしていきたいと思ってます。