今年の5月に宇都宮の郊外にオープンした日本茶ベースのカフェ「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」(過去記事でご紹介してます)。オープンして数ヶ月の間にクラシックコンサートや野点茶会、探鳥会など精力的に“伝馬=DENMA”をコンセプトに各種イベントを発信してます。そして今回、同カフェのギャラリースペースで我妻淳の展示会が開催されることとなりました。
画像は今回の個展のDMでオーナーHさんのデザインによるもの。お店にかかわるデザインはすべてHさんの手によるものです。好きなんですよね〜Hさんのデザイン。今回のDMもクール&カッコいいものを制作していただきました。
お店は“宇都宮アルプス”のふもとにあって、店内のみならず店外の広い敷地内にもお店でテイクアウトしたものを飲食するスペースがあり、お子様連れでも他のお客さまを気にすることなく自然を感じつつおくつろぎいただけます。また、東北自動車道の宇都宮インターチェンジが近いのでおクルマでの首都圏からのアクセスも良いです。
今年の夏はどんな夏になるかわかりませんが、「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」で“涼”を感じていただければ幸いです。ぜひお越しください!
「涼のうつわ展 我妻 淳×京屋茶舗」
2015年8月1日(土)~8月9日(日)
11:00-18:00/休廊・定休日 月曜・火曜日(8月3日・4日)
ギャラリー京屋茶舗
〒321-2111
栃木県宇都宮市大網町917-2
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
Tel 028-678-9069
「宇都宮・栃木県とその周辺」カテゴリーアーカイブ
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
宇都宮市の北部郊外に5月はじめにオープンした『宇都宮アルプスの森 KYOYA CHAHO(京屋茶舗)』。市の中心部で営業していた老舗のお茶屋さんが郊外に移転し、お茶を中心メニューにした新感覚のカフェとして生まれ変わったお店だ。提供されるスイーツやカフェめしは、国産・地元産の有機・無農薬野菜などこだわりの安心安全な食材や調味料が使用されている。築100年を越える以前の店舗から移築した梁や大谷石で改装された落ち着いた雰囲気の店内や、眼下に川を見下ろすウッドデッキのテラス席で自然あふれる周囲の景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができる。そのほか、飲み物や食べ物をテイクアウトして屋外の広大な敷地内で思い思いのスタイルでくつろげるような仕掛けも施されている。子連れの家族も他の客を気にせずに心地よいひと時をすごせるはずだ。
オーナーのHさんには以前からお取り引きをいただいており、今回はカフェメニューの「上級煎茶」で使用される煎茶碗と湯冷ましをご使用いただいている。日本茶のプロであるお店のスタッフが淹れる一煎目、口に含むと複雑な旨味や甘み、渋みが渾然一体となり今までの煎茶のイメージがガラリと変わる。淹れ方次第で高級茶の最高のポテンシャルが引き出されるか否かが決まる、とHさんが前に話されてた言葉を思い出す。メニューには他にも有機とちおとめとほうじ茶のブレンド「トチオベリー」や隠し味に抹茶を使った「森のグリーン抹茶カレー」、「tofu抹茶チーズケーキ」や「抹茶レモンパウンド」などお茶を使用したものがあり今後も随時新メニューを開発していくとのこと。バーニャカウダやガトーショコラなどお茶を使用していないメニューももちろんある。
かつて広告会社にデザイナーとして勤務されていたHさん。お店の看板やお茶やスイーツの包装などのデザインをすべてご自身でされている。お店への入り口になる道路脇から駐車場、お店の玄関に至る“伝馬”をモチーフにした遊び心あふれるサインボードにも注目だ。お店の最寄りの徳次郎町(トクジラと読みます!)には、江戸時代まで続いた交通制度である伝馬の江戸から日光へ至る経路の徳次郎宿があった。オーナーのHさんはこの“伝馬”にさまざまなものを伝達・発信していくという思いを込めてお店のシンボルにされている。広い敷地内や素敵な店内では今後さまざまなイベントも企画されるとのこと。ちなみにお店の名前の冠の“宇都宮アルプス”は宇都宮北部山域の11の山から成る篠井富屋連邦の別称で、『KYOYA CHAHO』はその登山道の入り口付近に位置している。
宇都宮アルプスの森 京屋茶舗
営業時間:am11:00~pm18:00まで
ラストオーダー:pm17:30
定休日:月曜日・火曜日
所在地:〒321-2111宇都宮市大網町917-2
電話:028-678-9069
ケロヨン・ケロンパ・ケロリン
五月晴れの気持ちの良い平日、那須の『藤城清治美術館』に行ってきた。平日のお昼時にもかかわらず来館者の多さに驚かされた。でも他の来館者を気にせず思う存分、藤城先生の作品を鑑賞することができた。
創作活動70年を越える藤城先生の作品の軌跡を辿りつつ、近作である「風の又三郎」コーナーを何度も行き来し眺めてみたり、館内至るところにある映像と作品を融合させた仕掛けなどを楽しんだり…。3年前の震災で被害を受けた東北沿岸各地を描いた作品の前では特に長時間見入ってしまった。美術館の庭も素晴らしく四季の移ろいとともにその表情も変化するに違いない。違う季節に何度でも訪れてみたい、と強く感じた。
ところで、同美術館の奥まった場所に「ケロヨン」コーナーがあり、「ケロヨン」が藤城先生によって創作されたキャラクターであるとはじめて知って驚いた。そして、懐かしいと感じつつ「ケロヨン」ってこんなだったっけ?という曖昧な記憶がアタマをよぎり…。展示されているいろいろな「ケロヨン」関連の展示や映像を観ているうちに「ケロヨン」という名前は知っていても実は「ケロヨン」を知らない、という事実に思い至り…。家に帰ってから「ケロヨン」をネットで復習することになってしまった。
「ケロヨン」は昭和41年に開始された日テレ系の番組「木馬座アワー」(藤城先生プロデュース)で全国的に人気が爆発し、その後4年間くらいがテレビやミュージカルで活躍した絶頂期。同じ昭和41年にはビートルズが初来日し日本武道館でコンサートが開催されたが、同年12月に「ケロヨン」も同じ日本武道館で初公演を果たしている。私が生まれたのも昭和41年、記憶がなくても当然だ。いっぽう、同じ頃から薬局の店頭に製薬会社コーワのマスコットキャラクターの首の動くカエルの人形が置いてあり幼い頃よくさわった記憶がある。どうやら、そのカエルの人形を「ケロヨン」と間違って記憶していたようだ。このカエルのキャラクター、コーワのHPで調べたら昭和52年にケロちゃん・コロちゃんという名前がつけられるまで名前がなかったらしい。当時、このカエルのキャラクターを「ケロヨン」と呼んでいた子どもたちは多かったのではなかろうか。ほかにもケロンパ(=うつみ宮土理の愛称)、ケロリン(公衆浴場の湯桶に入った鎮痛薬の広告、映画「テルマエ・ロマエ」で再注目)と“ケロ”と名のつく言葉が当時多く…、「ケロヨン」と聞くとそれらの記憶が区別なくよみがえってしまう。でも「ケロヨン」の決めゼリフ、“ケ〜ロ、ヨ〜ン♪”や“バ、ハ、ハ〜イ♪”の記憶もかすかにあるようで…。とにもかくにもアイマイな懐かしさが呼び起された一にちとなった。
袋田の滝の紅葉
馬頭(現、那珂川町)に移住して9年目にしてはじめて茨城県大子町の“袋田の滝”に行ってきた。大子町は県をまたいだ隣町で、袋田の滝まではクルマでおよそ25分。行ってびつくり…リッパな観光地だった…。
駐車場にクルマをとめて観瀑台入場口まで続く土産物店街を歩き、入場口からトンネルをくぐりいくつかの観瀑デッキから滝を見上げ観賞した後、エレベーターで高さ120メートルの滝を見下ろす観瀑台へ…。帰りは吊り橋(けっこう揺れる)を渡り山腹にある何軒かの土産物店(昭和の香りプンプンの)をひやかしながら、最初に通った土産物街へ…。もちろん日本3名瀑とされる袋田の滝の圧倒的な景観もさることながら、アドベンチャーランドのアトラクションを自分で歩いて楽しむようなイベント性の高さにちょいツボにはまってしまった。
残念ながら資料等の展示はなかったが徳川光圀公も訪れたとされており、歌も残されている…。
「いつの世につつみこめせん袋田の布引出すしら糸の瀧」
こんな近くにこんな観光スポットがあったなんて…、なんで今まで来なかったんだろう、と思ったが来なかったのには理由がある。300円の観瀑料に対して駐車場の料金が500円という話を聞いて、昔ながらの観光スポットのうさん臭さを感じて今まで敬遠していたのだ。でも調べてみたら、滝に近い民間の有料駐車場(ヤツパリやってた…うちわでホイホイ!)からいちだんと遠いところに町営の無料駐車場があった。いちど滝に近いところまでクルマで進入してその距離を確認してからUターンして無料Pにイン。結果、観瀑のコースでけっこう歩くので、滝に近い有料駐車場に入れるのとやや遠い無料駐車場に入れるのとトータルの歩行時間はあまり変わらないように感じた。たかが500円、されど500円。駐車場を思いきって無料にすればもっと土産物店も潤うと思うんだけど…。
主要観瀑コース以外にも、袋田の滝周辺を散策するハイキングコースがいくつも整備されている。ハイカー風の人々と多くすれ違ったことにも合点がいった。かつて同地を訪れた西行が、「四季に一度ずつ来なければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝えられる袋田の滝。もういちど、いやもっと、違う季節に訪れてみたいと感じた。
もうぎんなん
もう、ぎんなんが落ちる季節なんですねえ。水戸に行ったついでに立ち寄った茨城県立歴史館の庭に小雨を浴びながらたくさん落ちてました。周囲に独特な芳香をともなって…。粗塩を振って串に刺してあぶったぎんなんをつまみながらぐいっと酒をあおる、そんな光景を思い浮かべればその独特の芳香なんて気になりません。いや、その“香り”を気にしないためにずっとアタマに思い浮かべていました。ぐいっと酒をあおる光景を…。その日アタマにずっと浮かんでいたのは静岡の銘酒『喜久酔』です。中でも普通酒をグビグビっと…冷やで。
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那須あーとクラフトフェア<10月5日(土)、6日(日)>に出店します。
詳細は→コチラ
水戸「アトリエ ラヴィサントゥ」 個展のお知らせ
8月2日(金)より水戸市のホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸 1Fヒルズギャラリー「アトリエ ラヴィサントゥ」にて個展があります。
同ホテルは今年5月にオープンしたばかりの新しいホテルで、偕楽園や千波湖などの観光名所が徒歩10分圏内というロケーションにあります。お近くにおいでの際はぜひお立ち寄りください。
『我妻 淳 展』
8月2日(金)~8月31日(土)
11:00-18:30
木曜日定休
※8月12日(月)から8月15(木)は休廊
ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸1Fヒルズギャラリー
「アトリエ ラヴィサントゥ」
〒310-0031
茨城県水戸市大工町1-2-1
Tel.029-232-8077
水戸千波町・とう粋庵
街のど真ん中にハクチョウとコクチョウとスワンボートがたわむれるこんな湖があるなんて…。やはり水戸はひと味違います。
偕楽園内の好文亭を仰ぎ見るような千波湖のほとり…、周囲には光圀公像や好文茶屋、好文カフェなどがあり観光客や地元の散策の人たちで常に賑わっている場所、そんな素敵なロケーションの中に『旬彩和食 とう粋庵』があります。
『とう粋庵』は地元茨城のこだわりの食材をふんだんに使ったモダン懐石のお店で、店内は異なる雰囲気を持った複数の空間で構成されている人気のお店です。フツーならボンビー陶芸家には縁のないようなお店なのですが、今回、期間限定でこちらのお店のギャラリースペースで私の器の展示・販売をさせていただいております。オーナーの上田社長が商談で訪れた大子町のお茶園で偶然遭遇した私の器をお気に入りいただいて今回の展示会へとつながりました。メイン画像の左側が上田社長(右側はワタクシ)。お店の周辺をご案内していただきました。行けば行くほど好きになってしまう水戸、なのであります。
『とう粋庵』我妻淳 涼のうつわ展
7月12日(金)〜7月25日(木)
旬彩和食 とう粋庵
水戸市千波町2755−1
tel.029-305-7560
営業時間
昼 /
土・日・祝
11:00 – 15:00(L.O.)
月~金
11:00 – 14:00(L.O.)
夜 /
金・土・祝前日
17:00 – 22:00(L.O.)
月~木・日・祝
17:00 – 21:00(L.O.
企画展始まりました
栃木市の『陶珈紗』の企画展の搬入に行ってきました。本日6月25日(火)より7月7日(日)まで開催してます。詳しくは過去記事をご覧ください(←青い文字をクリックで過去記事が新たなウィンドウ、もしくはタブで開きます)。
珈琲豆の量り売りもしている同店では日替わりでオリジナルブレンドの試飲をさせてくれます。企画展開催中は私の器で美味しい珈琲が飲めます。確実に私の器で試飲されたい場合はお店のスタッフにひとこと言ってみてください。
何度行っても栃木はよい街です。ちょいと散策しただけでカメラに収めたくなる風景に出会えます。はじめて行かれる場合は観光案内所でMAP等入手されると良いかも、です。
陶珈紗『我妻 淳 涼のうつわ展2013』
栃木市の『陶珈紗』さんで企画展があります。私のうつわをご高覧いただいて梅雨時のジメジメした季節、ひと時でも“涼”を感じていただけたら幸いです。
陶珈紗は日本各地から厳選した陶磁器と焙煎珈琲の量り売り(試飲サービスあり!)と和装雑貨のお店です。観光名所がコンパクトに凝縮されてる小京都“蔵の街とちぎ”、カメラ片手に街を散策しがてらどうぞお立ち寄りください。船頭さんの舟歌を聞きながらの巴波川(うずまがわ)の舟下り、昨年体験しましたがおススメです。道路よりも低い目線で見る蔵造りの街並は必見です。
我妻 淳 – 涼のうつわ展 2013 –
6/25(火)~7/7(日)
9:30~18:30 (月曜のみ18:00まで)
陶珈紗 -toukousya-
栃木市倭町5-17
TEL.0282-23-2251
※車でお越しの際は「日本料理 新浜」さんとの共同駐車場へお願いいたします。
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陶珈紗ブログ
http://ameblo.jp/toukousya-web/
栃ナビ!陶珈紗
http://www.tochinavi.net/spot/home/index.shtml?id=1584
栃木市観光協会
http://www.kuranomachi.jp/
大洗海岸
海なし県であるわが栃木県民の大多数のヒトが、海初体験をするのにお世話になるのが茨城県の海。中でも大洗(おおあらい)海岸は人気スポットのひとつ。その大洗、水戸からこんな近かったのネー。直前までお邪魔してた益子陶器市でご一緒したsuze cafeさんからクルマでほんの10分くらいで到着してしまって驚いた。
先のぼること10数分前までお邪魔してたsuze cafeでは、遅めの昼食を彩り野菜のフリットとドミグラスソースがたっぷりトッピングされたハンバーグのランチセットをいただいた。なにしろガレットをかき揚げと言ってしまうくらいグルメに関して野暮なワタクシですので細かな描写は割愛しますが…ひと言、ウマかった(いつものように食い気が勝って写真撮り忘れ)。お店のテラスからは、こちらの大家さんが丹精したターシャ・テューダーの庭園を思わせるような花園が眺望できた。倉本聰の『風のガーデン』も思い起こしつつ、食事とともにたっぷり堪能させていただいた。