「宇都宮・栃木県とその周辺」カテゴリーアーカイブ

ミハシカフェ

 お盆で宇都宮の実家に帰省したおりに『ミハシカフェ』にお邪魔した。たまにはナイフとフォークを使った食事をしないと料理の食し方も忘れてしまう。とゆーわけで今回はウィークエンドランチメニューの「サワラのポワレ」をオーダー。まずは塩の効いたオリーブオイルがたっぷり入った器とともにフランスパンが登場。パンを指でちぎってオリーブオイルに浸して食す、という普段の暮らしではまずしない行為をするだけで指先から脳味噌にかけて快い刺激がはしる。前菜はホタテとお豆(聞いたけどお豆の種類を失念!)のマリネのサラダ。うまい。一口で食べられるホタテもナイフの使い方を忘れぬよう切り分けて食す。うまい。次に登場したのは同カフェで人気の温野菜。野菜が苦手でもさらりと食べられてしまう。ナイフを使うのも忘れ豪快にフォークでひとつずつ突き刺して食す。うまい。リム皿の底にたまった野菜の旨味が凝縮されたスープも周囲を気にせず皿に口をつけてすする。うまい。お次はメインのサワラのポワレ。素材の良さと絶妙な味付けで皮も含め美味しかったぁ。むしゃぶりつき食した後は底に残ったソースをフランスパンでからめとって食べる。うまい。食後のデザート(写真とり忘れ!)ととともに〆はいつものエスプレッソ、ストレートで。美味。



 ミハシカフェのオーナーシェフは高校の同級生。数年前の個展のおりに20数年ぶりに再会した。高校時代、学ランに足もとはローファー(私は3年間コンバースのバッシュ)、髪はアイビーカットで3年間とおした彼の愛読誌は、我々が「ホットドックプレス」だったのに対し「メンズクラブ」だった。やがてアパレル業界に進み、その後料理の世界に転身した。久しぶりに会ってはじめてそのような経緯を聞いたがまったく違和感を感じなかった。かたくなに、少し頑固に自らの美的価値観を貫き通していた彼の姿を思い出すと、アパレルから料理へとジャンルは変わってもその芯に少しものぶれも感じない。広義で同じモノづくりをする身としてもシンパシーを感じている。
 リーズナブルに質の高い食事ができるミハシカフェ。“うまい”しか表現ができないほど野暮な私だが、複数のグルメ系ブロガーが彼のお店のことを記事にしている。ご興味をお持ちになった方はぜひ検索を! 


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山あげ祭

 週末、となりの那須烏山市の『山あげ祭』に行ってきた。那須烏山市在住の知人に誘われ馬頭の知人ご夫妻のクルマに同乗して、である。ということはお酒が飲めるということだ。田舎暮らしでは移動手段がクルマのため出先でお酒が飲める機会がほとんどない。
 烏山の知人のご案内でまずは「東力士」で有名な酒蔵、島崎酒造へ。店内の奥へ進むと同酒蔵のおもなお酒が居並ぶ特設試飲コーナーが設けられていた。はやる気持ちを抑えつつ足を踏み入れると試飲用のグラスが差し出される。え、いいのっ、って感じで片っ端から一杯ずつお店の人に杯に注いでいただき試飲する。大吟醸まで惜しげもなく試飲させてくれるとは島崎酒造さんは太っ腹だ。何杯もお酒を試飲させていただいて手ぶらでお店を出るのはしのびなかったが、ほろ酔い加減で『戻橋』が演じられる場所へとそぞろ歩く。



 いつもはクルマで通り過ぎるだけだった街も歩いてみると新鮮な発見がいっぱいだ。まず街の中心部一帯が昭和の匂いが濃厚な町並みが今でも残っていることに驚いてしまう。スタジオジブリのアニメのひとコマに出てきそうな雰囲気のあるレトロな建物がそこかしこに存在する。映画のロケ地としても良さそうだ、と思ったら実際映画が何本か撮影されてるらしい。

 少し広い通りに出たら、はっぴを着た大勢のヒトが「大山」を組み立てていた。『山あげ祭』は約450年前に源を発した国の重要無形民俗文化財にも指定されているお祭りだ。市内6町がそれぞれ毎年輪番で当番町になり、「戻橋」「梅川」「将門」など常磐津所作の野外歌舞伎を祭りの3日間、街の随所で繰り広げる。道路上に設置された演台から見て、その奥100メートルにわたり、大山・中山・前山などの舞台装置が組み上げられ奥行観のある舞台が堪能できる。一番のメインイベントは舞台で演じられる歌舞伎だが、知人によれば背景の舞台装置である「山」を組み上げる時と、他の演舞会場に移動する際の撤収・移動作業にこそこの祭りの神髄が見られるとのこと。演目がはじまる前に「大山」の組み立てから立ち上げにかけてじっくり見物することができた。竹で組んだ梁に木組みの枠に張り込んだ烏山特産の和紙に描かれた「山」のパーツを張り付け、何十人もの男衆が掛け声とともにそれを押し立てる。圧倒的な重量感を持った「山」が電柱などの高さを超えて立ち上がる様は圧巻だ。祭りの名前の由来はここにあると思い知った。

 

 開演とともに正面にまわり舞台「戻橋」を観覧。演目の進行にあわせ拍子木の音とともに可動式の装置で「山」の表情が変わっていく。限られた道幅と奥行きの長さとで、いかに「山」を配置するかが当番町の腕の見せ所らしい。微妙な「山」の配置角度など随所にこだわりがあるようだ。

 

 演目が終わった後は宴会タイム。お店に向かう途中に激しい調子のお囃子が聞こえてきた。広場で神輿を舞台に、叩き付けるようなビートのお囃子とそれにあわせ声をあげる男衆がいた。マツリだ祭りだ。祭りとともに成長してきた地元を持つヒトがうらやましい。久々に美味しい食事とお酒が堪能できた。Oさんありがとう。夜もかなり更けた帰り道、さきの島崎酒造のお店がまだ開いていた。土産に『東力士』を買って帰ったことは言うまでもない。

夏至の日、今日は暑かったニャ〜

 いや〜暑かったニャー。どうやら今日は夏至っちゅう日だったみたいだにゃ。相方は汗かきかき窯焚きしながらいろんなもの天日干ししとったにゃ。ちょいといいもん見つけて避暑地の昼下がりを気取ってみたのだけどどうだろにゃ?相方にそこを見つけられていろいろポーズを要求されて大変だったにゃ〜。

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 先日、相方は所用で宇都宮に行ったついでに二荒山神社下のバンバ広場で毎月第3日曜日に開催されてる“宇都宮愉快市”ちゅうのをのぞいてきたみたいだにゃ。全国でも多くの地方都市で抱えている中心市街地の過疎化がここでも急速に進んでて、地元有志が街おこしでいろいろ企画開催してるイベントのひとつみたいだにゃ。でも、日曜日の昼すこし前なのに宇都宮の目抜き通りがヒトもクルマも少なくて驚いたって言ってたにゃ〜。二荒山神社は宇都宮市街を見下ろす鎮守の杜。最近その神社を見下ろすような高層マンションが建設されたって驚いてたにゃ。相方が栃木に戻ってきた2004年に地元のFM局でヘビーローテで流れてた、斉藤和義&浜崎貴司の『オリオン通り』でも懐かしい十字屋とともにこの神社のことが歌われてたみたいだにゃ。オリオン通りも繁華街だったかつての活気がなくなってきてるみたいで寂しいって嘆いてたにゃ。10数年前に出来た立派な宇都宮市立美術館が金沢21世紀美術館みたいに市街地に立地してたらよかったのににゃ。宇都宮市立美術館は移動手段としてクルマを持たないヒトはアクセスしずらいみたいだにゃ。残念だったにゃ〜。

 暑すぎてビールを飲み過ぎたみたいだにゃ。あっ、正確にはビールじゃなくて第3のビールちゅうみたいだにゃ。そうそう、ぜんぜん関係ない話だけど猫ひろしがマラソン選手としてカンボジア国籍を取得してロンドンオリンピックを目指すらしいにゃ。頑張ってくれ、ニャー!

CAFE KENZO SUN(カフェ ケンゾーサン)

 宇都宮市清原台にある『CAFE KENZO SUN』。店内にあしを踏み入れるといつもと変わらない穏やかな時間が店内に流れている。脱サラして瀬戸でうつわづくりをはじめて以来、毎年個展を開かせていただいてお世話になっている(アリガトウゴザイマス)。

 今の季節は日光の松月氷室さんの天然氷を使ったかき氷が大人気。口の中に入れるとスーッ、シュワっとまろやかにとける食感はいちど食べるとやみつきになる。松月氷室さんのブログを覗いてみたら氷の切り出しの最終日は2月11日とのこと。一番寒い時期に大変な作業をされるんだなぁと感心。



今年も『CAFE KENZO SUN』でささやかな個展を開催します。
期間は7月1日(金)から7月31日(日)。営業時間や定休日は下記の通りです。
私のうつわを眺めつつ穏やかなひとときをお過ごしいただければ幸いです。


CAFE KENZO SUN
宇都宮市清原台4-1-7

営業時間/11:00~21:00
     20:00(ラストオーダー)
定休日/木曜日      
    第1、第3日曜日



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骨董 久楽楽

 宇都宮の骨董店「久楽楽(くらら)」にお邪魔してきた。知人である店主の合澤さんは私が馬頭町に工房を構える際にいろいろお世話になった恩人だ。たまにお邪魔して、その時どきにお店に入ってきた品物を拝見させていただいている(客にもならないのにいつもありがとうございます)。

 普段手にとることのできない平戸三川内焼や古伊万里など店内にある焼き物を物色しつつ、店主の骨董談義に耳を傾ける。お店の主力である李朝家具や骨董道具などに囲まれていると、年代物の磁力のせいなのか落ち着いた心持ちになり居心地がよい。

 最初の画像は李朝の乳瓶。お産に際して母乳をこれに入れてお乳の出がよくなるように神様にお供えしたという。骨董店が舞台の『時代屋の女房』のペルシャのなみだ壷を思い出した。内容はうろ覚えだが夏目雅子の美しさとペルシャのなみだ壷なる品物が強く印象に残った映画だ。

次いで李朝時代の携帯カップ。縁起物の桃をモチーフにしたデザインで金属製と木製のもの。裏側の造形・装飾が美しい。先端が片口様になっているのでカップ以外の用途もあったかも。




 さらに李朝時代のものと思われる小刀。魚をモチーフにしたデザインで刃が独特の角度で止まるようになっている。なにか特定の作業に使われたものらしい。




 李朝の銀製のスプーンとお箸。スプーンの見込みには家紋かなにかの彫り文様がある。銀製である理由は仮に料理に毒物が入っていた際に銀が化学反応して知らせてくれるからだとか。宮廷で使用されていた品物か。




 北海道で使われていた千両箱。金属製の装飾がアイヌ文様をイメージさせる。本体とふたの噛み合わせは時代を経ても寸分違わぬ正確さ。職人技にほれぼれする。




 ひとの手から手に伝わった古い道具にはなぜか惹かれる魅力がある。これが民芸のいうところの“用の美”につながるものなのか。まだまだ勉強不足。もっといろんなものを見なければ…。

 毎月第三日曜日に宇都宮二荒山神社下バンバ広場で開催されている「宇都宮骨董市」に骨董店「久楽楽」さんも出店されている。お出かけの際はぜひお立ち寄を。

冬の霧降高原

 朝晩はまだまだ冷え込むが日中は陽射しの中に確実に春を感じられるようになってきた。先日は車中からの那須連山がかすんで見えた。

 スノータイヤを季節の終わりまじかに装着した車でいつものように日光だいや川公園ぞいを通る県道を走り、霧降高原にぶらりと行ってみた。木々の葉がしげる前に霧降ノ滝の全容を観瀑台で見てみたいと思ったからだ。

 車を駐車場にとめ観瀑台へ続く遊歩道の入り口へと歩いていくが観光客の姿は一向に見えない。それもそのはず、石だたみの遊歩道は雪がアイスバーンになっていて普通の靴では危険な状態になっていた。まだちょいと早すぎたようだ。滝は木陰からひとまず遠望して、せっかくだからと5年前に有料道路が無料になった霧降高原道路を大笹牧場方面へ行ってみた。

 道路はきれいに除雪され路面はほとんど乾いていたが、ところどころ陽のあたらない部分が凍っていた。那須塩原方面を一望できる大笹牧場手前の駐車場でパノラマ風景をパチリ。この濃く深く澄みわたったきれいな冬の青空が見られるのも今シーズンは最後になりそうだ。
 

ギャラリー悠日

 先日、個展でお世話になっている宇都宮のギャラリー悠日にお邪魔してきた。同ギャラリーは、かつて米の備蓄倉庫だったという大谷石造りの蔵を改装しギャラリーとカフェを運営されている。“大谷石”の産地である宇都宮には大谷石造りの倉庫や蔵が多数あるが、これだけの倉庫群は宇都宮でも他にはない。訪れるたびにその空間の趣向が変化していて驚かされかつ楽しませていただいている同ギャラリー、今回はカフェの中にお寿司屋さんができていた。現在、カフェルームになっている空間はミュージシャンのプロモーションビデオの撮影などにも使われ、昨年はAikoのPVの撮影も行われた。
 ギャラリースペースでは作家・映像ディレクター、戸井十月さんの写真展『路傍の人 5大陸・13万キロの旅の記憶』が開かれていた。12年かけ続けられたオートバイによる「五大陸走破行」で撮影された世界各地の人々の写真が所狭しと展示されていた。展示会最終日2月27日にはご本人を招いてのギャラリートークも行われる予定だ。

日光だいや川公園

 昨日は天気も良かったので気晴らしに日光だいや川公園へ。はじめて訪れた際に日光連山をバックにしたそのランドスケープにえらく感動した。以来、日光へ行く途中などよく訪れる。遠景の山々は空気が澄んだ今くらいの季節が一番きれいに見える。雪が積もった日光連山にしばし時間を忘れてみいってしまった。
 さて腹ごしらえでもしようと県道248号を車でゆっくり日光市街地方面へ。メインストリートをつらつらまばらになった商店街を眺めつつ登っていき、神橋を越え東照宮の前を通り中華料理「日光翠園」へ。以前からメニューで見てずっと気になっていた坦坦麺をよーやく食す。美味かったあ。デジカメ持参で行ったけど“写真撮らせてください”の一言を言う勇気がなく、まして黙って撮影する度胸もなく残念ながら写真は撮れずじまい。グルメブロガーには絶対なれませんねえ(笑)。

陶珈紗

 新しくお取り引きいただくことになった陶珈紗さんに所用があり栃木市へ。いつ来ても雰囲気のある良い街です。数年前に『アド街』で放映されて有名になったジャガイモ入り焼きそばでも食べみよかとも思ったけどやっぱり次回に、と思いとどまる。

「とちぎ蔵の街美術館」
「とちぎ蔵の街美術館」

巴波川(うずまがわ)
巴波川(うずまがわ)

 メインの通りから少しそれると趣のある古いテナントビルを発見。なんかいい感じ、でもほとんど空き店舗みたい。センスのいい若い人たちが集まってきてお店でもできればさらに盛り上がるだろうなあ、と思う。
栃木市役所別館の時計台
栃木市役所別館の時計台

 『陶珈紗(とうこうしゃ)』さんは、その名の通り陶器と珈琲豆、草木染めの衣類を販売されているお店です。
陶珈紗
「蔵の街大通り」沿いにある陶珈紗

 店内に足を踏み入れると珈琲のふくよかな香りが鼻をくすぐります。無料で試飲もさせていただけます。
陶珈紗の珈琲
 栃木市に行かれた際はぜひお立ち寄りください。